目黒雅叙園で源氏物語
雅叙園名物、百階段での人形師、辻村寿三郎が創る源氏物語を見に。
雅叙園に行くのは三度目です。一度目は、華道家仮屋崎省吾のお花を、二度目は黒澤明監督の絵コンテの原画を見ました。
百階段と途中途中にある七つの間、そしてその部屋に展示されている人形などの撮影を禁じられているので、残念ながら写真でお見せすることができません。
人形は思ったより小さいものでしたが、源氏物語のストーリーに沿ってなかなか精密に作られていて、とても楽しめました。
というのも、私は源氏物語が結構好きで、瀬戸内寂聴訳の源氏物語を2回読み、源氏物語の女達のことを解説した本なども興味深く読んでいました。
小さなお人形を見ながら、物語を反芻するのは楽しいものです。
七つの間も、それぞれにテーマがあり、天井、欄間、床柱などの、彫刻や日本画も見ごたえ充分。中にはため息が出るほどの、贅を尽くしたものや、日本の自然の美しさを清楚に表したものなど様々です。
百階段以外の場所も漆塗りや螺鈿を使い贅を尽くしたものがあちこちに見られます。
雅叙園の中を散策するだけでも目の保養になります。
撮影ができるところを少しだけ撮ってきました。
エレベーターの扉と内装は全て、漆と螺鈿でできています。こちらは大きな牡丹の花です。

こちらはトイレの入り口です。

入ったところにまた漆と螺鈿の飾りが…。

トイレの天井。撮れなかったけれど、トイレ内には小さな庭に水が流れ、赤い太鼓橋を渡って個室の方へ行きます。

雅叙園の建物の中に日本料理の茅葺屋根の料亭が建てられています。

一部しか納まらないのが残念ですが、庭園の見えるカフェラウンジも素敵です。

真ん中は吹き抜けになっているのですが、吹き抜けを見上げると各階に写真に見えるような瓦屋根が突き出していてまるで「千と千尋」の世界のようです。
一昨年、外国からのお客様をお連れしたら大感激されました。もし訪れたら、上の方にある広間やレセプション会場も片っ端から覗いてください。必ず、素晴らしい装飾がなされていますから。
さて、帰りに母が目黒のアトレでタクロウくんにおみやげを買ってくれました。
目黒地蔵どおりの御門屋の揚げ饅頭(餡とゴマ餡)です。

本と、美味しい~!タクロウも夫もお喜びでした。
今晩の我家の夕食は、地味な色合い。昨日は、鶏の蒸し焼きに美味しい~ニラだれでボリュームたっぷりだったので、今日は日本人のお食事で。

ご飯から時計周りに、しめじのピリ辛煮、もやし炒め、だっし、大根葉と桜海老炒め、もずく、銀だらの煮付け、小松菜と豆腐の味噌汁。真ん中は、油揚げをトースターで焼いて生姜じょうゆをかけたもの。枠外に金時煮豆や小梅ちゃんもあります。

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by housewife_life | 2008-06-05 23:08 | 鑑賞 | Comments(0)