2月の企画展に声がけいただき、
参加させていただけることになった
レクトヴァーソギャラリーに相談を兼ねて見学に行ってきた。
茅場町の駅のすぐそばのレトロなビルの中にあった。
ふと、銀座奥野ビルを思い出す ☺️
レトロなビルに縁がある?!笑
まずはギャラリーへ、と案内していただいた。
ちょうど林亮太氏の展示期間で、ギャラリーに入るなり
素敵!(作品が)と声を上げてしまった。
風景を色鉛筆で描く作家さんですが素敵だった。
一息見回した後、この部屋は、素晴らしい作品を更に素晴らしく見せる部屋だと気づいた。
想像していたより小さなその部屋は、
どこもかしこも真っ白な正方形…キューブだった。
そして、特殊な照明のため、真っ白な部屋のどこにも影がなく
自然な太陽光のような明るさの中に作品が美しく際立っていた。
もちろんピンポイント照明などない。
なるほど!だから額装をしない木製パネルでの展示を勧めていたのか。
額縁に邪魔されることなく、白い壁にダイレクトに作品が映える!
私はいつも額装を想定して絵を描いているので、
今日は、その過去絵の展示の仕方をどうするかを相談に来たのだ。
このギャラリーは本来、キュレーターたちが絵を見定めるために使っているクローズドのギャラリーなのだそうだ。
でもその環境の良さが口コミで広がり、展示要望が来るようになったため
ギャラリー主催の企画展で使ってもらえるようにしたのだそうだ。
ギャラリーの心意気としては、人に見てもらうと言うだけでなく、
この環境に展示することでたぶん、
自分の絵の良さや足りないところがよく見えるはず。
もっとこうしたいという構想などを得る機会にも使って欲しいとのこだった。
なんて有難いチャンス!
本当にそれが見えそうな部屋だった。
だから、完成してなくても出展するのもありですとおっしゃっていた。
それをお聞きして、木製パネルでの出展もしようと決めた。
過去絵は額装で出してどう見えるか見てみようと思う。
人に見せるというより私が私を知る展示のチャンスと捉えて。
それにしても、なんでこんな私の存在を見つけて、
私などに声をかけていただいたのか…。
私はある意味無欲で、売れる絵を描こうとか思わないし、
愚直に描きたいものを自分のペースで描き、
時々展示ができたら嬉しい、
そう強く思っていて、その思いの強さがこんな機会を呼んでくれたのかな?
なんて不思議に思っている。
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