ヒューマン・ギルドのゼミナールのお手伝いに行き
そのまま聴講。
山崎裕子歯学博士の味覚障害のお話
「味覚障害からみたおいしさとは」だったのだけど、
味覚についての、医学的、科学的な話は新鮮でとても面白かった。
医学的、科学的に解明したとしても
おいしさというのは、身体と脳と心が調和して感じるというところに行き着くとき、
心の存在の大きさを感じる。
好きな食べ物あるいは苦手な食べ物には
その食べ物にまつわる思い出や経験が、
味覚の好き嫌いに作用している。
夫は餃子が大好物で、思い出してみると
子どもの頃、叔母がいつもたくさんの餃子を作って
夫を歓迎してくれたのだそうだ。
私はパンケーキが大好き。
食べなくても絵に描くだけでも満足しちゃう。
今日よーく思い出してみたら、
幼い頃、不二家に行くとホットケーキを食べていた。
今でもクラシックな形の銀色のフォークとナイフが
ありありと浮かぶ。
甘い香りも思い出される。
でも、私はいつも全部食べることができなかった。
可笑しいことに、私は実家のコタツの縁にまで
フジヤにつれてって と書き刻んでいた 笑
お出かけや外食。
お出かけだから、ちょっとお洒落な洋服を着せてもらった。
だから私のパンケーキの記憶は、
ちょっとワクワクする幸せの象徴なんだろうなぁ。
それで絵にもちょくちょく出てくる。
食べる時間が幸せならば、このパンケーキや
夫の餃子のように好きになり、
それを思い出したり食べる時、幸せを感じる。
当然、おいしさも増す。
子ども時代の食事の時間が楽しくて幸せであることが、
大切なことだとわかる。
味覚って、おいしいと思えることって
身体の健康的な機能、心の健康が揃って感じることができる
当たり前ではない感覚なんだと改めて認識したなぁ。
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