『検察側の罪人』を観てきました。
前半、理解が追いつかないところもあったけれど
途中で完全に理解してなくてもいいんだと思って観た。
だいたいわかればいいんだろうな、と。
でなければ、脚本がどうなの?ってことになる。
そして中盤から確信した。
監督は、木村拓哉と二宮和也という二人の俳優の
凄まじい演技を見せたかったんだと。
もちろんそれを通して伝える何かがそこにはあるのだけれど、
ネタバレはまずいので…。
二人にはそれに十分に応える、凄まじさ、迫力を感じた。
何度も凍りついた。
ジャニーズ所属、そしてアイドルということで、
彼らは俳優のポジションに立つ度、散々偏見という辛酸を舐めてきた。
アイドルの笑顔も甘さもない検事の役を演じた二人は、
もはや俳優が嫉妬する、
あるいは目標にするのではないか
と思われる俳優で、私はそこにも感動してしまった。
あと、吉高由里子が上手い!
とてもよかった。
GANTZでにのと共演している吉高さん、
俳優としてにのととても相性がいいと思う。
吉高さんを筆頭に
主役二人を取り巻く俳優たちがまた
一癖も二癖もある狂気を見事に演じていた。
重くて、少々難しくて、甘いところなんてない映画だけれど
もう1回観てみたい。
秘密裏に行われていたこの映画の撮影の際中にも、
にのはバラエティーで、コンサートで、
可愛い笑顔を振りまき、
何10曲というかっこいい歌と
難しい踊りをこなして
キラキラのアイドルをしていた。
アイドルなめんなよ、
どんな過密スケジュールの中でも努力を惜しまない、
その覚悟がなければできることではない…。
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