夕べのベトセブン 東京フィル
裏地の一部縫っていないところから手を入れて縫うのが大変。
最後、そこを閉じて出来上がりなわけです。
バッグができていてこそのチャレンジでした (*^^)v
さて、バッグをiPhoneでアップしながらサントリーホールに到着。
カラヤン広場のテラス席で雨を眺めながら神様、いえ夫を待つ。
ピアノは中村紘子さんです
中村紘子さんを生で聴いたのは初めて。
本当に圧巻!とはこのことです。
圧巻・・・!
ブラボー!
ところで、最後の曲が終わるとすぐに席を立って帰る人がいてちょっといやだなと前にも書いたのですが、夕べはその人数がすごくてびっくり。
実はこの日予定されていたクリスチャン・バスケスという指揮者が家族の病気のために来日できなくなり、別の某日本人指揮者が代行しました。
ねぎらいの温かい拍手の一方、次々と席を立つ人たち。
なんで?!なんで?!
失礼じゃない?って。
夫はベートーベン大好き人間で、本日演奏のベトセブン(交響曲第7番のこと)が一番好き。←なんか神7みたい。
ベートーベンのみならずですが、とにかく同じ曲でも色々な指揮者のCDを聴きまくっています。
そこで、帰りに寄った居酒屋で、このベートーベンおタクの御主人にさっそく聞いてみました。
マイクを向けて?
「ベートーベンおタクのご主人、前代見聞の帰る人々、あれはいったいどういうことなんでしょうか?」
おつまみはこちら(この情報いる?)
鰻の卵焼き包み
おこぜの唐揚げ
それはやはり、指揮者の力不足を感じ取ったからではないかとのこと。
ピアノ協奏曲も中村紘子に助けれらてこそ、主役のピアノを生かした演奏になっていなかった。
ベトセブンは最後4楽章でなんとか盛り返したものの、全体に緩急に欠け、雑であった。
もっと情緒的で抑えて抑えて、抑えたところから解き放たれていくような表現に欠けていた。
オーケストラに対して、ねぎらいがなかった。(そう言えば、ベトセブンって演奏後、指揮者が楽器一人一人を立たせてねぎらうものね、普通)
など、聴きこんでいる人には見抜かれてしまった残念な演奏だった。
他色々と専門的なことは・・・・、未熟な私には私のことばで再現できませんが。
演奏を思い出すと、夫の言っていることは素人の私でも納得できることではありました。
それで、サッと席を立つ人が続出。
もちろん盛大な拍手で何度も出たり入ったりはありましたが、アンコールの演奏はありませんでした。
いつもよい演奏を聴かせてもらっていたので(だからと言って今日の演奏をひどいと思った訳ではありませんよ)、こんなことはありませんでしたが、厳しい世界を垣間見ました。
今回席を立ったお客さんたちは耳がこなれている人ではないかと。その人たちが厳しい審判をくだしたと。
全ては指揮者に委ねられているのだと。厳しいー!
のだめを思い出す私。
そう言えばちあき先輩も最初は楽団になめられていい演奏を引き出せなかったっけ・・・。
あぁ!なんて厳しい世界なのかしら!
そんなコンサートに出会うことも世の中を知るのに悪くない。
夫は「聴き比べてごらんなさい」とベトセブンのCDをかけて、会社へ立ち去って行きました (-_-) ←ひとり聴くことり
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