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ままごと日記 polianna.exblog.jp

小さい頃、ままごととお絵描きが大好きでした。今だに私の生活ままごとみたい。紙の上でもお絵描きでままごとしてます。お家好きなことりの日記です。  


by ことり
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平安の針仕事と私の針仕事

 「枕草子」で面白い(みんな面白いけど!)ところがありました。

 「残念なもの」とか「似合わぬもの」とか「気に入らぬもの」とか「優美なもの」とかが、いろいろ出てきます。

 それぞれ言い得ていて、「あるある!」と感心したり思わず笑ったり。

 
 「残念なもの」のところで・・・・

 「文を書いて先方に渡してしまったあとで、文字に一つ二つ直したいところがでて来たとき。」

 とあった。

 「ある!ある!」

 それから・・・

 「急ぎの縫物をするときに、終わりまで縫ったとばかり思いこんで糸をひきぬくと、これが終わりの結びがしてなかったとき。また裏返しに縫ってしまったのも口惜しいものである」

 千年も昔の宮中で、私と同じことをしている人たちがいたという微笑ましさ。

 「あっ!」

 と抜けた糸を恨めしく見るとき、この一節を思い出したら、私はなんだか幸せな気持ちになって笑えると思う。


  その後には

 「・・・・女房たちは寝殿に集まって用もなく何やかやと遊んでいると、

 『これは急なお縫物です。みんな集まってすぐにお縫い申し上げて』
 ということになった。

 そこで皆が南表の部屋に集まり、お召し物を片身ずつ受け取り、だれが一番早く縫うかと競争しあい、はなればなれになって縫い急ぐさまは物狂おしいばかりであった。
 
 命婦のめのとが、一番早く裄丈の方の片見頃を縫い切って手をはなしたが、裏表逆であったり、閉じ目もするかしないか、いいかげんであわてて立ち上がったのを御背を縫った人が合わせようとして違いを見つけ、

 『まぁ、反対になっています』
と言えば笑いさわぐ人々。

 『さぁ、縫い直しよ』
と言っても命婦は、聞き入れないので、

『そんなこと言っていてもしょうがありません』
と源少納言や新中納言などというひとたちが、不承不承にひきよせて縫い直しておられるのが、たいへんおもしろかった。」

 と、書かれている。

 にぎやかに縫い仕事をする様子がなんとも面白い。

 平安時代の女たちが生き生きと生活していたのが伝わってくる。

 清少納言は男の人もやりこめて、その話を宮様にしたり、ほどほどにと言われたりもして、そばにいたら楽しい女性だったのだろう。

 昨日、

 「もう一日ビーズ刺繍を好きにやりたい!」

 と針を動かしながら、「枕草子」の針仕事のお話を思い出していたりしたのでした。


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Commented by Samshima at 2012-06-23 23:19 x
ことりさん、こんばんは。
私も水曜日に枕草子を読んでいました。
【頭の中将の】~第八十二段のところ。
離れたところに住んでいることりさんと
同じ本をみていたなんて、なんだか嬉しい^^
Commented by ことり at 2012-06-24 22:21 x
>>sanshimaさん
sanshimasさんも~!?
すごい!
sanshimaさんも平安時代が好きなのかな?
私は平安時代の物語が好き^^
源氏物語は何度も読みました。
それにしても、同じ日に離れたところで読んでいたなんて、ちょっと素敵!ですね。
私も、嬉しい^^
82段、当時も人づきあいは色々誤解があったり、今も同じね、と思いました。
by housewife_life | 2012-06-22 22:51 | | Comments(2)