人気ブログランキング |

ままごと日記 polianna.exblog.jp

小さい頃、ままごととお絵描きが大好きでした。今だに私の生活ままごとみたい。紙の上でもお絵描きでままごとしてます。お家好きなことりの日記です。  


by ことり
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

流れる星は生きている

 あ~、今日は楽しかった~!

 このところ友達と過ごしてなかったから・・・ほんと?・…2週間前に大学時代の友達に会って以来・・・、しかも今日は二人ででして、私は二人でっていうのも結構好きなんです^^

 そして夜は夫と居酒屋に行って、一日とっても楽しく過ごしたなぁ~!



 Aさんとは話が尽きない。話の幅も広くて、あっちこっちいろんな話題があって尽きない。って、前にも書いたな、私。

 3軒はしごして、会話を重ねました。夫から電話がなかったら、ワタシ、エンドレスに楽しんでました^^;
Aさんから、たくさんエネルギーをもらえた、素敵な日曜にになりました。
 

 さて、その読書家のAさんに勧められた本、勧められてすぐ、本屋さんで探すこともなく目に飛び込んできて、即読むことができました。それで、その本の話もできました。




 今日はその本のことを語ります。




 「流れる星は生きている」 藤原てい著

 ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎から、夫と引き裂かれ(夫はシベリアへ)、5歳の正広、3歳の正彦と一カ月の咲子を連れて、日本へ引き揚げてくるまでの、言語に絶する行程の実話。
 
 Aさんが言うように、これこそが本当の戦争の姿。特攻隊、兵隊の物語ではなく、ぼろぼろになって地をはいずり回った女、子どもたちの姿こそが、戦争の本当の悲劇の姿。

 子どもの命を繋ぐために、母は獣の本能を剥きだしにして、私たちが認識している女を捨てて生きた。
「ここで死ぬのか!馬鹿っ!歩け!止まったら死ぬんだぞ!」
男言葉で子をののしり、ひっぱたき、前に進ませるために突き飛ばしながら歩いた。

 これが究極の母の愛。子を守る本能。極限の時の母の姿だ。女を捨てたのではない。これも本当の女の姿だ。強さだ。

 花を摘んで、花びらが偶数だったら夫は生きている、と幼子を横に置き、偶数の花びらに希望をつなぎ、流れ星を3つ見たら夫は生きていると空を見つめる。その姿にあの強い母はいない。あるのは、愛しい夫を想う可憐な少女の姿であり、それがまた悲しさを増す。
 
 3人の幼子を連れた若い母を、かばったり守ったりする余裕など誰にもない。自分が、自分の家族が生き抜くことが精いっぱいになったとき、人はこんなみじめで憐れな母子にさえ辛く当たり、騙したり、さげすむものなのだということを私は知らなかった。
 同じ日本人同士でも、口汚くののしり合い、睨みつけ合うということを知らなかった。

 それと言うのも、みんなが気も狂わんばかりの極限状態にあったからなのだ。そして、それは現実に数えきれないほど多くの日本人が体験したことなのだ。

 まるで道徳心というものを失ってしまったかのようにしなければ生き抜けなかった人々が、その自分を、その過去を、思い出したいと思うだろうか?

 多くの人が、この体験を語りたがらなかった。思い出したがらなかった。

 それで、女、子供のこの悲惨な現実は、当事者の胸の奥深くに封印されてしまい、多く世に出てはこない。

 女性として書きたくはなかったであろう、どのような自分の姿も、全てあからさまに書き切った藤原ていさんに同じ女性、母として深い感謝と尊敬の念を捧げたい。

 あの、墓場から出てきた幽霊のようなあなたの姿は、ぼろぼろであっただろうが、身体の中に透けるように見えるあなたの母としての、健気な女性としての魂は、私にはとても美しくて涙を止めることができなかった。

b0134673_21594543.jpg

 
 Aさん、勧めてくれて本当にありがとう。



最後まで読んでくれてありがとうございました!最後にクリックしてもらえると嬉しいな
by housewife_life | 2011-08-28 22:00 | | Comments(0)