嬉しいこと2つ
でもね、今日はバイトがお休み。夫も珍しくお休みで、ゆっくり一日を過ごせました。
嬉しいこと2つ。
夫が森見登美彦様の本を読んで笑っていること。
夫が一緒に二宮和也様のドラマ「door to door 僕は脳性麻痺のトップセールスマン」(2009放送)を一緒に見てくれたこと。
朝の時は、
「今日は休みで家にいるけど、勉強しなければならないことがいっぱいあるからな、かまってやれないけど、いいな」
と言っていましたよね、確か。
クラシックを流しながら、熱心にお勉強のご様子でしたが、途中でちょっと気晴らしにと、森見登美彦様の小説「恋文の技術」を手にとったのが運のつき。
「ぐふふ・・・んふふ・・・ぐはは・・・がはは!」
「面白れーなぁ!これ、ことり。いや~、面白い!」
「でしょ、でしょ!もう、『夜は短し歩けよ乙女』とか『四畳半神話大系』とか『有頂天家族』なんか、すんごいよ!京大のアホ学生が原点のやつは最高だよ。うち、森見の文庫本ならほぼ全部あるからね」
「そうかぁ、やめられなくなっちゃったなぁ。他の本読まなくちゃいけないのになぁ」
これが、共感得られた喜び、その1。
そして、午後。
「セールスマンのドラマいつ一緒に見るの?」(前に、一緒に見てねと頼んでいた)
「よし!じゃ、今見よう!」
そしてPCでそのドラマを見ました。
私は、ドラマほとんど見ない星人なのでこのドラマを観るのは初めて。古いのでPCで見た訳です。
英ちゃんを育てた母(樋口可南子さん)の気持ちに同化しては涙が。
脳性麻痺で右半身は麻痺、話し方にも障害がある、二宮くん演じるところの英雄こと英ちゃん。その上、幼い頃に父を亡くしている。にもかかわらず、母の、父が言っていたんだよ、というたくさんの言葉で、真っすぐに育てられた英ちゃん。
そんな彼も20歳になった頃から、時々、自分の身体が健常だったらと考えることがあると語ります。
障害のある彼が就職した会社は、浄水器の訪問販売。
立派なセールスマンだった父が残した言葉に支えられながら頑張る日々。
ある日、自分の力で就職したと思っていた会社は、陰で母が何度も何度も頭を下げていたのだったと知り、自分一人では何もできないみじめさを母にぶつけます。その姿を見守る母の心の痛みは、親だけが知る痛み。
でも、たくさんの勇気づけを受けて育った英ちゃんは、また次の日から頑張ります。勇気づけされた人間は、こうしてちゃんと受け入れていくことができるのです。
そこから先は、次々に困難が英ちゃんを襲います。けれどずっとその英ちゃんが、見ている私たちに勇気をくれます。
そして、最後に一つの大切なメッセージが・・・。
暖かい涙がこぼれるドラマでした。
自分の好きなもの・・・一人心に暖めていたい人もいる。私は、一番身近な人に話したい。だから、今日は嬉しかった。
ありがとうね。
ところで、私が喜んでいるその間(そして今もまだ…)息子タクロウは、今日もまた雨の中、
「door to door」のアルバイト。
新聞の契約をとる営業のバイトです。
何が哀しくてで営業のバイト?と、思いました。
時給がよいとか、スケジュールの自由がきくとかあるようですが、でもタクロウは、きっとこれも就職とか、何かの役にたつと思うのだそうです。
きっと役に立つよ!今はそう思います。頑張れ、タクロウ!
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