初めてのマーラー

 夫とサントリーホールでのコンサートに行きました。夫がチケットを買っておいてくれたのです。

 プログラム

 東京フィルハーモニー交響楽団
 指揮:コンスタンティン・トリンクス
 フルート:斉藤和志
 ハープ:田島緑

 モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調
 
 マーラー:交響曲第五番 嬰ハ短調



私はマーラーを聴くのは初めて。マーラーのコンサートは、夫はいつも一人で行っていました。

 始まるやいなや、その大迫力に恍惚としてしまいました。
 
 嵐のように激しく、荘厳な葬送のようでもある第一楽章から続く第二楽章のコラールは高みに昇りつつも頂点に達する前に終息します。
 長い三楽章のあとの(ここまでで55分が経過)美しい第四楽章。弦楽器だけが奏でる、切ない旋律。千秋先輩も、いえ指揮者コンスタンティン・トリンクスも(スミマセン!)指揮棒を置いて、しなやかに流れるような指揮を繰り出します。胸がいっぱいになったとき、高らかに響くホルンの音色。第五楽章へと続く流れは、バッハ仕込みのフーガを経て、一気に明るく第二楽章のコラールが再び蘇り、今度は私達を満たすかのように頂点へと導き、歓喜のうちに指揮棒が、バイオリンの弓が振り抜かれてこの交響曲は終わりました。

 ブラボーの嵐!

 私もしばらく興奮に浸ってしまいました。素敵なコンサートをありがとう!

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(絵葉書の写真より)

  ところで、こんな魂のこもった指揮、演奏を堪能させていただいておいて、演奏が終わるなり席をたつ人がいるのには興ざめです。ブラボーと拍手、指揮者が下がってはまた舞台に出てくるさなかにも、帰る人があとをたちません。
 いつもそういう人がいて、私は残念に思います。せっかくコンサートまで来て素晴らしい音楽を聴いて、混雑を避けて我先に帰ることに気を奪われて…もったいない。
 音楽に人生をかけた人によってしか表現することができないものを聴かせていただいて、感謝と賞賛の拍手を送りたいと思わないなんて不思議な人達です。

 マーラーだったからか、聴衆は珍しく断然男性が多かったせいもあったのでしょうかねぇ。・・・というのは男性に失礼かしら?



 コンサート前の一時。ホール前にはおしゃれなカフェがいくつもあります。オープンカフェになっているその前は、今日はちょっとしたローズガーデンになっていました。とっても綺麗で薔薇を楽しみながら写真を撮りました。サントリーホールの上にも本格的なローズガーデンがあります。薔薇の時期だけオープンします。

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 薔薇の写真を撮っていたらホールオープンの時間を知らせる仕掛け時計が音楽を奏で始めました。

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さぁ、コンサートの始まりです。


最後まで読んでくれてありがとうございました!最後にクリックしてもらえると嬉しいな
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by housewife_life | 2010-05-22 23:20 | コンサート | Comments(6)

Commented by tadasu24 at 2010-05-24 10:52
コトリさん、お久しぶりです。

素敵な音楽を、よくわかる文章に翻訳してある♪
さすが、コトリさん!

交響曲の時は、男性聴衆が多いですね。
特に、マーラーは、オジサマ率が高いように思います。
壮大な感じが、いいのでしょうね。

演奏終了直後の退席について。コトリさんに、同意します!
《演奏者に背を向けるな!前を向け~》と、私も毎回、怒ってます。
高齢男性、もしくは、高齢御夫婦に、退席率が高いです。
さっ、帰るぞ!と、《矍鑠の鎧》を着けるの、早すぎる。

感動しました。とか、ありがとう。とか、お疲れ様。とか、
気持ちを伝えたくならないのかなぁ。
感動で腰が抜ける、ってことも、ないのかなぁ。
もったいな~い。

《音楽に人生をかけた人によってしか表現することができないものを聴く》
↑贅沢でありがたいことよね♪

Commented by かこ at 2010-05-26 12:55 x
のだめでしか見たことないような、立派なホールですね
ホール見ただけでブラボー!!です

今の時期薔薇に目を奪われてしまうんだけど
目移りしてどれにしたらいいのか分からなくて
ついつい今度のなってしまいます(^_^;)

時計の音色も凄そうですね
こんな時計で教えてくれるなんて~ブーって音と全然違うね
Commented by ひろ at 2010-05-26 18:30 x
おおおおおお、絵葉書の写真のホール、素敵ぃぃ!!
私も落ち着いたらそういうコンサートに出掛けたいなぁぁ~♪
そうそう、私も最後の余韻を楽しみたい派なので
映画館とかライブとか、花火とか、「帰りに混雑が予想される」という場所で、我先にと帰る人達のこと、不思議だなぁって思っていたのです。
特に映画なんて、別に電車を2つ3つ見送らなきゃならんくなるなんて事よっぽどでなかったらないだろうに・・・
でもそれも合理的かも?時間の有効活用なのかも?と
妊娠中に見に行った花火大会では、混雑を避けて
最後のフィナーレがどんどん上がってる最中に立ち上がって
美しい花火を横目に見ながら帰ったのですが
やっぱりなんか違うなぁって思いました。
大きいおなかでの混雑を避けるなら、もっと場所を吟味すればいいのであって
その最中に席を立つというのは、本末転倒のように思いました。
何のためにわざわざ出向いたんじゃ?って。
合理的じゃなくっても、やっぱり、余韻を楽しみたい派です。
Commented by ことり at 2010-05-26 22:01 x
>>tadasuさん
お久しぶりです~!
tadasuさんの充実ぶり、いつも拝見しています^^

ホント、マーラーのおじさん率は高かったです。うちのおじさんも今までは一人で言っていたわけで・・・^^;
でも、男性が心を奪われるのは、理解できます。私のように甘っちょろく生きてる女子なんか、吹き飛ばされそうでした。
マーラー聴きながら、何思う?と哀愁を感じましたです。

tadasuさんも、同じこと思っていると知って嬉しいです!
あれも鈍感力でしょうかねぇ。
みんな怒っているぞ!と気づかないのか・・・。
とにかく、あなたの感動はどうしたの?ですよね。そんな人が多過ぎます。
ほんとにもったいな~い!!
Commented by ことり at 2010-05-26 22:08 x
>>かこさん
サントリーホールって、素晴らしいでしょう?!
あの、ステージの真後ろの席だと、指揮者とご対面できて楽しいんです。
時計はね、ホールの建物の入り口の上にあるんです。
時計の演奏が終わると、ホールの正面扉がパーッと開くんです。時計の音に誘われて散らばっていた人々が集まってきます。

この頃、薔薇が流行っていますよね。
色んな種類があって。
私も薔薇は持っていないんですが、憧れます。
いざ育てるとしたら、ホント、色や種類、迷っちゃいますよね^^;
Commented by ことり at 2010-05-26 22:16 x
>>ひろさん
ホール内撮影禁止なので、葉書を買ってみました。アップして良かった~。素敵ですよね~。
観客層、服装のお洒落度もちょっと違います。
なのに、ひろさんもご立腹の通り、マナーの悪い人が多くて呆れてしまいました!
いつもいるにはいるけれど、今回は特にひどかったんです。演奏はブラボーの嵐になるほど、すばらしかったのにもかかわらず・・・。
おっさん率の高さが原因の一つと思われます。
合理的な方に走って、味わうということができないおっさんが多いからねぇ。
妊婦さんは仕方がないわ。守るものがあるんだからねぇ。
でも、ひろさんの言う通り、合理的より余韻を大事にしたいです。
やっぱり皆さんそう思いますよね^^