こころちゃんと、からだちゃんのお話
「のんびりを減らせる日も、もうそろそろやってきそうかな・・・・」
こころよりもからだのために、のんびりする必要があったのでこころはからだのために、よくおとなしく協力してからだがのんびりするのを許してくれました。
こころがからだを
「こんなにのんびりしていていいの?」
などと責めたりしないで
「一緒にのんびりしようね」
と優しくからだに寄り添ってくれたことはからだにとって、本当にありがたいことでした。
からだは、それでこころが退屈しないように、からだなりに、家の中で手芸をしたり本を読んだりすることでこころを満たしてくれました。からだがしてくれるそんなことを、こころは無理しないでね、と気遣いながら味わいました。
こころとからだは、
「もう少しね、きっと」
と顔を見合わせて微笑みを交わしてから、読みかけの本を覗きこみました。
からだは、春と一緒にこころの望む、色んな事をしてあげようと小さく決心して、文字に目を落としました。
こんなに寒い今日だけど、春は気配をこっそりのぞかせています。
―M.Uに捧げる―
今日<もままごと奮闘中ワンクリックで投票してね!