母のショッピング
私の家の近くには、実家の近くにはない大型の商店街があり、母はそこにいくつかのお気に入りのお店があるのです。
「お子守させて悪いわね」
「私見るの好きだし、自分もいつも買い物には時間がかかるから全然平気よ」
父は母が洋服を買う時、いつも一緒にじっくりつきあって、似合うものを一生懸命選んであげていました。
私だったら、そんなにしてもらうと申し訳ない気がして、窮屈に感じてしまいそうですが、母は天真爛漫ににこにこして買い物をしていました。
私の性格はどちらかというと父譲り。色々選んだり、着てみたらと勧めたり、さっきのお店をもう一度見てみましょうよとサービス精神旺盛になってしまいます。その間に、私も何か買おうかな、などというのはなくなってしまいます。
母の望みと動きに合わせるのみ。
「これ、お母さん似合う!色も感じも可愛くて、おかあさんの持ってるイメージにぴったりじゃない!」
すると母は、天真爛漫に
「そうなの!私もそう思う!」
私は時々そんな母の単純さが羨ましい。辛いことも悲しいことも、深く感じ過ぎてしまわないから。本当に強く現実を乗り越えて行ける人。にこにこしながら。
と言っても、母は何も感じていないわけではないのであって、あれこれこだわらないで考えすぎず、前に進むことができる人なのだと思います。
そんな母だから、ものごとを感じ過ぎてしまう私は少し育てにくかったようです。何をそんなに思うのかが理解できなかったのでしょう。
一方繊細なところのある父は、そういうところを見逃さず、黙ってはいたけれどわかっていてくれました。
夫婦って、両親って、バランスですねぇ。
そんなことを思い出しながら買い物をし、お昼を食べる時...。
相談しているようで、どこで何を食べるかを決定する主導権を握っているのは母。握っているというか、握らせているとも言えるのですが、そこも、母が父と食事に行ったときと同じで、おかしくなってしまいました。
気に入った服を買うことができて満足した母は、
「ありがとう」
と、にこにこ顔で手を振って帰って行きました。
母のように純粋で明るいサボテンの花!
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わたしも母の日を母とショッピング。
バックが欲しいというので・・・。
気に入ったのがあって、母も私もよかった!よかった!(*^^)v
母はそれ以上のお金を使って、洋服を買いあさってました。
親が綺麗でいてくれると、子供もうれしいし。
帯状疱疹まだいたそうですね。気長に・・・ね。
そうそう、いつまでも女性らしい気持を忘れずにいて欲しいですよね。
後で母に
「帰ってすぐ、ファッションショーやった?」と聞いたら、
「帰ってすぐファッションショーよ!」と言っていました。
ファッションショーとは、家に帰ってから買った服を着てみたり、手もちの服とあわせてみたりすることです。
みんなするよね? ^^
帯状疱疹だいぶいいです。ありがとうございます。
微笑ましく思いながら読ませていただきました。
サボテンの花のように純粋で明るいって素敵ですね。
私の母は、マイナス思考で(泣)いつも、もっと前向きに物事を考えようよ!
って言っているのですが、なかなか、この歳になってから性格を変えるのは難しいようで…
私の母も、ことりさんのお母さまのように前向きに明るくなって欲しいな…
サボテンのお花も、↑のピクルスも、色鮮やかで奇麗ですね☆
のんさん、ありがとうございます。
私たちはいつも、「親孝行」でなく「こども孝行の母」と言っているんです。
のんさんのお母さまは、マイナス思考のところがあっても、それでも明るいのんさんに励まされていると思います。
ポジティブな子供でよかった、と自分が苦しいぶん、思っているかも...。
繊細なよいところがあるかも...。
私は、母にはあまり繊細さは求めないようにしてるんですよ。ま、いっかって。笑
私も自分と周りの人のために、明るくい思考でいきたいな。