ぼくの小鳥ちゃん と  流しのしたの骨

 ここ三日間ほど、腰痛―厳密にはお尻から脇腹の筋肉痛―と、大学時代のクラス会以降、食欲の衰えない夏バテ風の症状で、なんだかフーフー言いながら過ごしています。

 夫は、三日三晩私のマッサージに追われています。ありがとうございます。

 おそらくこれは、暦の上では秋が近づいてきて、夏の疲れとクーラーによるだるさが出てきたのではないかと思われます。食欲が衰えていないことは、ありがたいことです。痩せの私にとって食べられないというのは致命傷なのです。

 暦の上で秋が近づけば、朝や夕方にはちゃんと秋の気配を感じるようになります。夏が終わっていく匂いがします。日差しが長く、少しだけ弱くなります。

 私はそんな時、思い切り深呼吸します。夏から秋へと移り変わる短い季節が、私の一番好きな季節だから。

 バテている間に、心暖まる本を2冊読みました。


「ぼくの小鳥ちゃん」 江國香織著 新潮文庫 b0134673_15533964.jpg

 僕の書く、部屋に舞い込んできた小鳥ちゃんと、ぼくとぼくの彼女の物語。

 この物語から私は色彩を感じ、彼らの住む町が、いつの間にか居心地のよい自分の知っている町のように感じていました。北欧のある町のようにも、悪い人なんかいない、平和などこかの町ようにも感じながら、でも私はもうこの町のことは知っているのです。

 静かに流れる日常。

 最後の解説を角田光代さんが書いています。そこで、
「このものがたりのなかで、あなたは一番誰が好き?だれになりきっている?だれに最も近しいと思う?だれにもっとも憧れる?」
と質問をなげかげています。

 私は、小鳥ちゃん。この質問を読む前から、ずっと私は小鳥ちゃん。だから憧れるのは、小鳥ちゃんではない、ぼくや彼女かもしれないけれど。


 「流しのしたの骨」 江國香織著 新潮文庫b0134673_15541019.jpg

 題名に驚くことはありません。
 私、こと子19歳と二人の姉、心の一番平らかな弟と、両親のちょっと変だけれど心地よくいとおしい物語。

 「よそのうちのなかをみるのはおもしろい。その独自性、閉鎖性。
  たとえお隣でも、よそのうちは外国よりも遠い。ちがう空気が流れている。階段のきしみ方もちがう。……略……それだけで私は興奮してしまいます」
 と、あとがきに江國さんが書いていました。


 私は、家族や日常をていねいに静かに描いた映画や小説が好きです。

 こと子を包む、晩秋から春までの季節が私の肌にも感じられて、いとおしさを感じるのでした。




 もう一冊、とてもためになった本。少し前に読んだのですが、マスコミや意味のわからないまま雰囲気で科学的な言葉に踊らされている私たち、必読です。

「疑似科学入門」 池内了著 岩波新書 b0134673_161221.jpg 

 エセ科学がいかに人々をだまし、科学の本当の価値をおとしめているか、反省をこめて読みました。
 この本を読んだおかげで、これからはもっと冷静にものごとを見て、判断できるようになると、感謝の気持ちで、本を閉じました。



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# by housewife_life | 2008-08-20 16:07 | | Comments(5)

ブラウスの刺繍

 パソコンが戻ってきました。壊れた夫のパソコンの替わりに、しっかりご奉公して帰ってきました。これからまた一緒です。

 そしてこれから、house_wifeから「ことり」とよんでくださいませ。house_wifeは長くて打ち込みにくいので。よろしくお願いします。 

…とブログを書こうとしていて、うっかりタクロウのペースにはまってしまった。お茶に降りてきたタクロウにアイスミルヒテ(いつも私にそう注文する)をいれた後、ギターを弾くタクロウにビートルズとかも弾ける?と、いろんな曲を弾いてもらって歌ってしまっていました。

 「ブログやるんだった」と戻る私に、ギターをかきならし
 「シャラッ、ランランララ、ランランララッラァ~、さあ一緒にぃ~!」
 「…」
 「アラッ?!あんなに弾いてあげたのにどうしたのかなぁ~?ハイッ!シャラッ、ランランララ、ランランララッラァ~、ハイッ!」

 からかいを振り切って帰ってきたパソコンに向かう…。


 ブラウスの刺繍が一応できあがりました。一応というのは、もう少し刺繍した方がいいか、これで完成とするか、少し迷っているから。

 控えめにこれでよしとしたのですが、今度友だちのおみっちゃんに見てもらおう。おみっちゃんは美大出身でセンスがよいのです。上品なセンスが好きで信頼できるから、おみっちゃんの判断を仰ごうと思っています。

 …またタクロウの「サンハイ!ワンツー!ホレ!シャラッ、ランランララ、ランランララッラァ~」の誘いが…爆笑しちゃうからダメなのよね…おっ、時計を見たと思ったらまた勉強に戻って行った。また静けさが戻りました。


 麻のブラウスに施した刺繍
 
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                花の中心にビーズも刺しました。
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                       袖にも刺繍を

 ビーズを刺したのは久しぶりです。
                     私のビーズ刺繍道具
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                ビーズ刺繍で一番お気に入りの作品
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                     中も可愛らしい生地で
ビーズ刺繍は細かくて時間もかかるけれど、本当にきれい。キラキラして心を奪われてしまいます。



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# by housewife_life | 2008-08-19 16:57 | 手作り | Comments(5)

伊勢海と格闘

 夫のパソコンはもうすぐ復帰します。それも、なんと!データはほぼ無事だったという嬉しい情報が届きました!

 絶望感に打ちのめされることなく、頑張って書き直した原稿は編集者から絶賛されました。原稿は絶賛されても、失ったデータの修復には1年くらいかかるかもしれないと言っていただけに思いがけない朗報です。本当によかったね。おめでとう!

 このパソコンも、もうすぐ私のもとに完全復帰です♡

 さて…

 恒例の伊勢海老が届きました…

 毎年、送ってくださる方がいます…

 そして、毎年私は伊勢海老と格闘します。

 かにを送ってくださる方もいます。かにさばきにはすっかり慣れました。

 しかし海老にはいつも怖気づく私。だって伊勢海老はおがくずの中に入って生きているんですもの。
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      1匹しかみえませんが、おがくずの中に、あと4匹隠れています。

 おがくずの中から出す時、いつも伊勢海老が尾を激しく動かしておがくずがキッチン中に飛び散り、叫び声をあげながらも伊勢海老を離さず、真水に投げ込むとまた暴れて、キッチン中に水が飛び散るのです。

 あぁ…

 いつもタクロウに手伝ってもらうのですが、二人で叫び声をあげながら
「うおおぉぉ!スゲェ暴れる!」
「いけ!頑張れ!いいから、鍋に入れちゃってぇ!」
「おりゃーっ!」
5匹を鍋に投げ込みふたをすると、中で伊勢海老が暴れ、ふたを押さえつけていなければなりません。(真水でしめてから調理するのです)
「うわぁ!暴れてる!ふた押さえてぇ!」
「まじかよ!なんかスゲー残酷じゃねぇ?」

 真水でしめたあともまだ動くので、これまた叫び声をあげながらの調理です。
「ここを切り離すんだよね…ギャ~!はねたぁ!こわ~いっ!」
「なんだコイツ。気の毒だな。うわっ、かってぇ~!いってぇ~!」

 尾の力は想像以上にすごいものです。ビビッているとはねのけられます…

 刺身はぼろぼろで生ぬるくなり、ならばまるごと茹でてマヨネーズで食べようと暴れる伊勢海老を熱湯に投げこんだことも。それはあまりおいしくなかった。負け試合が続いています。

 豚に真珠、猫に小判、私たちに伊勢海老です。

 今年はタクロウはあてにできません。私一人でやらなくちゃ…汗

 そこで今年は届いた日は調理せず、容器ごと冷蔵庫に保存しました。翌日様子をみると、まだ生きているものの大分弱った模様。

 おっ、これはいけそう!

 無事におがくずから取り出し真水をはった鍋へ。
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 そして私は頑張った。

 落ち着いて解体して、身はお刺身に、頭の方はお味噌汁にし、縦に切れ目を入れて塩を振って網焼きにしました。

 …美味しいっ!美味しいじゃありませんか!目にも舌にも美味しい伊勢海老料理ができました。
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 お刺身は切った後すぐに氷水につけたらぷっくりふくらんで、甘~くなりました。お味噌汁はだしが美味しく出て、海老のみそも美味しい。網焼きはレモン汁を少したらして、ぶりぶりの歯ごたえを味わいました。

 初勝利といってよいでしょうか?しかし、今回は敵を弱らせての格闘。伊勢海老調理のコツを知っている方がいたら教えてくださいませ。



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# by housewife_life | 2008-08-17 15:47 | 日常 | Comments(2)

火傷とあせもの手作り薬

 手作り薬の前にいちさんのリクエストにお答えして、ゴーヤの味噌和えのレシピを。
 
 といっても友だちからの受け売りです。主婦同士の情報交換なので、大雑把で大さじ何杯とかありませんが、それぞれのさじ加減で美味しく作ってみて下さいね。私も早速作ってみましたが美味しくできました。

 ゴーヤの味噌和え

*ゴーヤは薄切りにして塩をふり、さっと茹でてから水でさっと冷やし絞っておく。 

*和える材料
  白ゴマ(一掴みくらいたっぷりすっておく)
  酢
  砂糖 
  味噌
  醤油(少々)
  おろししょうが
  酒(少々)
  ごま油
  みょうが(みじん切り)
  紫蘇の葉(千切り)
 以上をよく混ぜ合わせ、ゴーヤを加えてよく和える

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さんざん食べたあとの残り物の写真ですみません。


火傷に「びわの葉エキス」

 先日調理中に、鍋の淵に手首をぶつけて火傷してしまいました。ちょっとした火傷にしては重症です。すぐに水につけながら、ちょうど降りてきたタクロウに
「びわの葉エキス持ってきてー!」
と叫びました。
 コットンでエキスをバシャバシャつけ、エキスをたっぷり浸み込ませたコットンを患部につけてネットで押さえました。
 料理をしながら、食事を食べながらコットンが乾く前に取り替えてはつけを繰り返しました。

 初めはヒリヒリして、水ぶくれは免れそうにありませんでしたが、根気よくつけ続け、翌日見てみると茶色く痕になってはいますが、水ぶくれにはなっていませんでした。やったぁ!

 それでも、しっかり茶色の痕が…。ところが5日くらい経った頃からその茶色がかさぶたとなってはがれ始めました。下にはピンク色の新しい皮膚が。良かった~。この茶色は消えるんだ。さすが、びわの葉エキスです。

*びわの葉をはさみで切って焼酎で漬ける。(我家のエキスは十年ものです。ひどい日焼けの時にも助かります)


あせもに「天使の肌水」

 夫のあせもがひどいと悩んでいたところ、友だちに教えてもらいました。「天使の肌水」という名称で市販されていますが、簡単に作ることができます。

 原液を作って、用途に応じて希釈して使います。

原液の作り方…半年くらいもつ
*尿素     50g (園芸店で1k300円くらいで売っています)b0134673_1725345.jpg
*水       200g(日持ちをよくするために水道水で)
*グリセリン 5ml

顔に使う場合…10倍希釈  1(原液):9(水) 
身体に使う場合…5倍希釈  1:4
 どちらも1ヶ月くらいもつ



 ペットボトルに原液を、スプレー容器に5倍希釈を作りおきして、お風呂上りに夫にシュッシュッ!ほんとうによく効くのでびっくりです!
皮膚科に行ったほうがよいかしらというほどでしたが、一回使ってすぐ効果がでました。
助かったぁ~!



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# by housewife_life | 2008-08-15 17:07 | 養生 | Comments(2)

クラス会で再認識したこと

 久しぶりのブログ♡

 夫は気を使ってなにかとパソコンをあけてくれていたのですが、実は私がダウンしていました。

 暑い中、大学時代のクラス会に出席した次の日からダウンです。トホホ…。


クラス会

 私のクラスは、小学校と幼稚園教諭の取得を目指す、たった50人のクラス。卒業と同時に、42人が小学校教諭、4人が幼稚園教諭、2人がOL、2人が結婚しました。

 私は、入学当初から幼稚園志望で、両親の希望で小学校教諭の免許もとりましたが、意志は固く、変わることなく、幼稚園に就職しました。

 タクロウの出産で退職後は、専業主婦一筋。出席した仲間は20人でしたが、そのうちの14人は現役小学校教師で、2人が現役は退いたものの子どもに関わる仕事を続け、4人が専業主婦でした。

 みんな子育てをしながら先生として頑張ってきて、私はそんな彼女たちに尊敬と誇りを感じました。本当にすごい!

 でもそれだけに、自分は生ぬるい生き方をしてきたような気後れを遠くで感じてもいました。近況報告も、みんな人前で話すことはお手の物といった様子です。

 自分の番が近づきドキドキし始めたとき、今までの子育ての楽しかったこと、家事が楽しいことが思いだされました。

「幼稚園を辞めてから専業主婦をしています。幼稚園の仕事は大好きでしたが、子育てもそれ以上に本当に楽しくて、楽しくて、毎日子育てを楽しんできました。
 子どもは一人ですが、息子の学年の男の子で家に来たことのない子はいないというぐらい我家は子どもたちが集まって、よその子のぶんまで子育てを楽しませてもらいました。
 今息子は浪人中で、子育ては終わっていますが、宅浪なのでお昼ごはんを一緒に食べられる最後のチャンスと思って毎日お料理を頑張っています。
 私は家の事をするのも好きで、家事も楽しんでいます。
 それからイラストを習ってイラスト描きを楽しんでいます。イラストを描いていると無心になれるのです。」


 というようなことを話しました。

 近況報告のあと、何人もの人が
「子育て楽しいなんていいねぇ。」
「子育て楽しめたんだ。私なんて忙しさに紛れて怒ってばかっりだったわ。もうたくさーんって何度も思ったわ。」
とか、子育て相談まで受けました。

 でも、みんな社会のために頑張ったんだものね。

 私は私。私は私の好きなことに夢中になって生きていたんだ、と再認識できた気がして少し嬉しくなりました。

 さて、クラス会はご馳走でした。フレ~ンチ!

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前菜とオマール海老の間に、インゲン豆とフォアグラのスープがあったのですが、「フォアグラ~!」と写真を撮るのも忘れて食べてしまいました…。
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メインは福島牛の赤ワイン煮。

…でも…フレンチって素材の味よりソースなどの複雑な味で私には少ししつこい。やっぱり和食、中華、イタリアンが好き。




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# by housewife_life | 2008-08-15 15:48 | 日常 | Comments(0)

贅沢な時間と優しい時間

 昨日は友達の家に招かれて、4人で話に花を咲かせました。
私たちを迎えてくれたグレープフルーツティーと百合の花。
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 そして心のこもった手作りお料理。
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 鮑の炊き込みご飯!じゅんさい、バンバンジー、ゴーヤのゴマ味噌和え、鴨南蛮そば。
バンバンジーのたれと、ゴーヤの味噌だれが美味しくて、みんなで作り方を教えていただきました。鮑の炊き込みご飯は、贅沢な海の香り。

 美味しいご馳走と楽しい会話。
 
 友だちは、骨董の趣味があるので須恵器(古墳時代から奈良、平安のころの焼き物)なども見せていただくどころか、触らせていただいたり、坪庭を風を感じながら眺めたりと贅沢な時間も過ごさせていただきました。

 夜は、タクロウがお出かけだったので、夫と外食をして私にとって楽しい夏休みといった感じでした。


 そして今日。

 駅前の花屋さんに行くと、開店何周年記念とかでなんでもオール105円のセールをやっていました。

 ラッキー♡

 これで525円です。
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 百合でも、薔薇でもなんでも105円でしたが、うちに百合があったのと薔薇はこの季節すぐにしおれてしまうので、気になりつつも買いませんでした。

 友だちにもすぐメールでお知らせしました。

 ブログを書き終わったら、もう一度お花をアレンジし直します。オリンピックのサッカーの試合があって、さっきまで夢中だったので、今頃ブログに載せるために慌てていたのです。

 というのも今パソコンがちょっと空いていたので。

 気がつくとその間に、夫が夕飯の食器を洗ってくれていました。
夫は、私が出かけなくてはと焦っていたり、てんてこまいしていたりすると黙って食器をささっと洗ってくれます。

 今日もありがとう。ごめんね、仕事で疲れているのに。夫がくれた優しい時間です。

 それから、パソコンも今お渡ししまーす。
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# by housewife_life | 2008-08-07 20:50 | 日常 | Comments(5)