母のショッピング

 「6月はお出かけが目白押しでしょ。だから新しい洋服を、またあなたのところに行って買いたいの」と、母。

 私の家の近くには、実家の近くにはない大型の商店街があり、母はそこにいくつかのお気に入りのお店があるのです。

 「お子守させて悪いわね」

 「私見るの好きだし、自分もいつも買い物には時間がかかるから全然平気よ」

 父は母が洋服を買う時、いつも一緒にじっくりつきあって、似合うものを一生懸命選んであげていました。
 
 私だったら、そんなにしてもらうと申し訳ない気がして、窮屈に感じてしまいそうですが、母は天真爛漫ににこにこして買い物をしていました。

 私の性格はどちらかというと父譲り。色々選んだり、着てみたらと勧めたり、さっきのお店をもう一度見てみましょうよとサービス精神旺盛になってしまいます。その間に、私も何か買おうかな、などというのはなくなってしまいます。

 母の望みと動きに合わせるのみ。
「これ、お母さん似合う!色も感じも可愛くて、おかあさんの持ってるイメージにぴったりじゃない!」
すると母は、天真爛漫に
「そうなの!私もそう思う!」

 私は時々そんな母の単純さが羨ましい。辛いことも悲しいことも、深く感じ過ぎてしまわないから。本当に強く現実を乗り越えて行ける人。にこにこしながら。

 と言っても、母は何も感じていないわけではないのであって、あれこれこだわらないで考えすぎず、前に進むことができる人なのだと思います。

 そんな母だから、ものごとを感じ過ぎてしまう私は少し育てにくかったようです。何をそんなに思うのかが理解できなかったのでしょう。

 一方繊細なところのある父は、そういうところを見逃さず、黙ってはいたけれどわかっていてくれました。

 夫婦って、両親って、バランスですねぇ。

 そんなことを思い出しながら買い物をし、お昼を食べる時...。
相談しているようで、どこで何を食べるかを決定する主導権を握っているのは母。握っているというか、握らせているとも言えるのですが、そこも、母が父と食事に行ったときと同じで、おかしくなってしまいました。

 気に入った服を買うことができて満足した母は、
「ありがとう」
と、にこにこ顔で手を振って帰って行きました。

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               母のように純粋で明るいサボテンの花! 
 

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# by housewife_life | 2009-06-05 14:49 | 日常 | Comments(4)

源氏物語絵巻 と 1Q84

 「源氏物語絵巻物」について書かれた本を2冊読みました。
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          「源氏物語 天皇になれなかった皇子のものがたり」
          もう一冊は写真がないのですが「源氏物語の絵画」です。

 物語そのものの解説とはまた違って、絵巻物が描かれつながれてきた歴史的背景がとても面白かったです。

 物語の詞書きの写しと、この絵巻物を描くこと、源氏物語とその時代背景を研究することは権力者たちにとって重要な意味を持つものだったのですね。

 貴族も武士である将軍も(足利も源も織田、豊臣、徳川と皆こぞって)源氏幻想をもっていたのです。

 絵巻物としての解説も興味深いものでした。たくさん残っている中で、国宝絵巻物は物語を深く読んで表現されていて、文字には表わされていない心理描写がされているのです。

 例えば、「柏木一」
 女三宮が柏木との間に不義の子を生んでしまい、女三宮が父・朱雀院に出家を申し出るというシーン。そばには光源氏もおり、いくつもある几帳のうしろには耳をそばだてたり、悲しんでいる女房たちがいます。
その几帳が、どれもあるべき位置からずれていて、風車の羽のように乱雑な有様からその場の空気は不穏で、登場人物がそのままではいられない不安定な思いが伝わってきます。
そして、絵の左上には女三宮と光源氏の夫婦生活を象徴する、御帳台(カーテンつきベッド)がわずかに見えます。そこは同時に、女三宮が柏木と密通した現場でもあるのです。


 一つ一つの絵がこのように深く描きこまれているのです。後の時代に描かれたものには見られない構図、表現が見られ、国宝絵巻はやはり素晴らしい。
前に読んだ、「式子内親王」などとも通じることもあり。もっと知りたいなぁと思っています。



 しかし、そこに強力ライバル現る!村上春樹!です!
 みなさん御存じ 「1Q84」1・2 が出ました。
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 お金は私が出すから、大学生協で買ってきてとタクロウに頼んで買ってきてもらいました。
 私たちは、村上春樹ファン。ハードカバーは高いけど、タクロウも読みたかろうと思って私が買ったのです。でも、読む速度が速いタクロウが先に読み始め、すぐに1が私に回ってきました。

 村上春樹は、読みだすとはまり過ぎて危険なため?開くのに勇気と覚悟がいります。源氏の世界から少し離れちゃうかも...。


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# by housewife_life | 2009-06-02 17:29 | 鑑賞 | Comments(0)

わたくし、限界でございます!

 帯状疱疹はまだちょっと痛みますが、「わたくし、もう限界でございます!」と言えるのも、痛みが軽減してきたからですね。足をひきずってでも、「私は元気~♪」と出歩きます!

 まあ、今日までは、雨降りだし家にいるとしますか。

 午前中、雨上がりの隙間にさつきの花柄摘みをしました。雨でずいぶん落ちていましたから、正確には雌しべ摘みとでも言いましょうか。夢中で摘んでいて気が付いたらなんと一時間も経過!こんなに時間を割けるなんて、私って相当な暇人?

 人参を千切りにして塩と酢をふっておくと1週間保存がききます。(以前、新聞に出ていたのです)らでぃっしゅぼーやで人参がたくさんきたので作りました。
 左の道具を使うとシュッシュッと早くできます。
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 サラダに彩りにのせたり、炒めてもよいし、これだけでオリーブオイルと塩と酢かレモン汁をかけても美味しい。忙しいときも、さっと使えて嬉しいです。

 そろそろ梅干し、梅酒、梅ジュースを作る季節がやってきました!梅干しはストックがまだ十分あるので、今年も作るのは、梅酒と梅ジュースです。今週のらでぃっしゅぼーやで梅を注文しなくては。
 去年作ったジュースをうつしました。いつも蜂蜜で作っていましたが、去年初めて、三温糖で作ってみました。飲んでみたら美味しかった。今年はどっちで作ろうかなぁ?
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 それから、嬉しい頂きもの^^

 私の憧れの地、「八ヶ岳高原の人参ジャム」です。
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 私の帯状疱疹を心配して、ジャムをくださいました。ありがとうございます。嬉しくて元気が出ます!
いただくのが楽しみ!

 そう言えば、心配して「おとなしくしているように」とメールをくれた友達、手紙をくれた友達、暖かくて心がなんだか安心して、嬉しかった。ありがとうね。コメントをくださった方々も本当にありがとうございました。


 さて、もう一つのいただき物。

 北海道の採れたてアスパラガス!
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 今晩さっそくいただきました。
 茹でて、なんにもつけず、アスパラの甘みを堪能!美味しい~!!
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 もう一品は豚肉で巻き焼です。食感がいい~!
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 一袋ぺロりと食べてしまいました。明日、母におすそ分けに持って行きます。
 ありがとうございました。


そう言えば、この間の夢解釈夫に真剣にやってもらったら、私の単純な解釈とは大違いでした。もっと、私の深層心理が出ていてびっくりでした。深層心理なだけに、ちょっと内緒ですが...^^;


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# by housewife_life | 2009-05-31 22:30 | 日常 | Comments(4)

ちょっと夢解釈

 帯状疱疹のピリピリ、ズキズキの痛みに疲れて、昨日の午後はごろごろ、うとうと過ごしました。痛みって疲れるんですね。

 今朝は、目覚ましを止めて「あと少し...」と寝てしまい、気づいたらそれから40分も経っていました。夫は可愛そうだと思い起こさないでおいてくれたのです。

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 自分では10分くらいと思っていたその間に、を見ていました。

 「マンションに引っ越し、お客さんがたくさん来ました。夫も、柔道着を着た?お客さんを何人か連れてきました。まず、私の高校時代の友達Yと、大学と職場が一緒だったMちゃんの二人をエレベータ―で案内しました。

 エレベーターのボタンを押すと、エレベーターはビルの外へ出て、空を飛んでいきます。見ると直径2センチくらいのケーブル一本がずーっと張られていて、そこを滑るように宙を移動していました。スピードとともに、大パノラマが広がっていきます。

 もちろん、私たちはびっくり。でも、それ以上にびっくりなのは、景色の美しさです。色んな景色のを上を滑りまわったのですが、忘れられないのは、エメラルド色の海と空に、やはりエメラルド色に白い縁取りの可愛い家が木立の間に立ち並ぶ、南国の島でした。「きれーぇぇぇー!!」と夢の中でも、Mちゃんと叫びました。

 空を見上げると、まるで水の中から水面を見ているように、空がゆらゆらと揺れて輝いていました。私がフーッと息をかけると、そこに波紋が広がりました。

 街の上を通ると、どこかの高校が見えました。その学校は何棟かのビルで、どの窓にも生徒たちが鈴なりになって身を乗り出し、手を振っていました。エレベーターは急降下して、その窓の横を滑るように通り過ぎました。

 気がつくとエレベーターはなくなっていて、私たちはケーブルに直接ついている小さな椅子の上に頼りなく座っているだけでした。そこから急に、私は落ちるのではないかと不安になり、早く帰りたいと思いました。」
 

 私はよく夢を覚えていて、電車やバスに乗ってどこかに行ったり、街をあちこち歩き回ったり、お店を探したりする夢を見ます。夢に出てくる、なじみの町もいくつかあります。色彩も豊かで、私は目が覚めても、こまごまとしたこともよく思い出せます。しかし、今日の夢のスケールの大きさは久しぶりでした。(今までも、なくはない夢なのです)

 夫は夢の登場人物が誰だったかということより、その時抱いた感情に着目すると良いと言います。

 今日は初めは、わくわくし、目の前に広がる広さに圧倒されていたけれど、最後は不安になり、疲れを感じ、早く帰りたいと思いました。
 「体調が悪くて、思うように出かけたり、物ごとができなくて、解放感を求めるものの、やはり、まだ不安があって無理だと感じているのではないか...。」


 確かに!そうかもしれない。

 夢って面白いですね。早く治って、夢じゃなく出かけたいなぁ。




一昨日、昨日の「マグロとアボガド丼」と「豚丼」

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今度、買ってでも食べたいくらい美味しかった頂き物の水ようかん
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# by housewife_life | 2009-05-27 14:53 | 日常 | Comments(2)

帯状疱疹になっちゃった!

 左太ももの表面がピリピリ痛いなぁと思っていたら、帯状疱疹になっていました。

 やっぱりねぇ。

 実は私、幼稚園の先生になった年のちょうどこの季節、左腕に帯状疱疹をやったことがあります。疲れと緊張によるもので、痛い腕を三角布でつって、遠足に行ったのを覚えています。

 帯状疱疹の痛みは独特だから、これはきたなぁと思いました。

 こどもの頃かかる水ぼうそうのウイルスと同じで、水ぼうそうが治った後もウイルスは体の中に潜んでいるそうです。そして、疲れとか、ストレスとか何かがきっかけで、抵抗力が落ちてくると、帯状疱疹として出てくるのだそうです。

 う~ん、元気いっぱいだったし、これというストレスもなかったのになぁ...。でも、それでお調子にのらないようにとの警告だったのかなぁ?

 とにかく、保険がきいてもまだ高~い薬を飲み、塗り薬をつけ、おとなしくしているようにとのことでした。

 それで今日は、家の中。

 そうだ、こんなときにと、食器を漂泊したり、ハンバーグや肉団子を弁当用に多めに作って冷凍にしたり、物置を整理したり、気づくと家にはいたけどおとなしくなかった...。


 明日は従姉とお出かけの約束をしていたのですが、急きょ我が家に来てもらうことにしました。明日のお惣菜の下ごしらえもして、と思っていたら、従姉が美味しいお弁当を買って行ってあげるから、何もしないでおとなしくしているようにとのメールが。

 明日は従姉に甘えて、二人で家でのんびりします。

 ありがたや、ありがたや。

 でも、歩くと擦れていたたたたー。



 去年、とっても丁寧に花がら摘みをしたせいか、今年のサツキの花つきがよいこと!お隣さんにも感心されたほど。マルハナ蜂もたくさんやってきます。

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 今年も、頑張って手入れしましょうっと。


P.S.
 タクロウが所属する放送研究会の新入生の作品コンテストで、50いくつある作品の中で、タクロウたちのグループは優秀賞をとったそうです。最優秀は逃したものの、さすが小学生の頃の遊びが生かされました。お疲れ様でした!



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# by housewife_life | 2009-05-24 22:20 | 日常 | Comments(8)

「源氏物語 錦織絵巻展」


 母と、大倉集古館へ「源氏物語 錦織絵巻展」を観に行きました。

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 織物師 山口伊太郎氏が昭和45年に着手し、平成19年105歳までに織り上げた、源氏物語絵巻4巻の展示です。

 絵巻はたくさんの絵師によって描かれていますが、山口伊太郎が使ったのは、徳川美術館所蔵の、国宝の絵巻物です。この絵巻物は、緑青がはげたりして不明瞭なものが多いのですが、そこから素晴らしい模写をして下絵を作り上げています。まず、それに感嘆です。

 それからその下絵に経糸、緯糸のための方眼を引き、必要な色の糸を染めて織り上げます。一つの絵につき3枚ほど色のトーンを変えたりしながら織り上げて、どれを使うか決めるという気が遠くなるような作業工程を経ていきます。

 物語の部分の文字も全て、筆ではなく、織物で表現しています。明治以降、国宝の原本保存と普及のために模本が作られていますが、それらも筆舌に尽くしがたい心血が注がれていると言います。それを、山口伊太郎は、染め・織・刺繍の技法で原本に忠実に制作したのですから、作品のすばらしさは形容しがたいものがあります。 

 105歳で亡くなるまで、絵巻物制作を続けたなんて、なんて素晴らしい人生でしょう。苦労を苦労と思わないほど、織ることが人生そのものだったのでしょう。

 宗達派の描いた絵巻物のある場面を等身大で作りたいと言っていたそうです。
「そうすれば、お姫さんに素晴らしい着物を着せてあげられる」
見てみたかったです...


 絵巻物は、物語を読むのとはまた違った発見があってとても面白いです。それにしても、絵師にあれだけの場面を描かせるというのは、いかに紫式部に明確な場面設定があったかということです。また絵師たちも、源氏物語を深く読みとって、文字では出てこないものを浮かび上がらせています。人の配置によって、支配性を表したり、当時の女たちの男に対する立場などが窺い知れます。



 美しいものを見て胸はいっぱい、でもお腹がすいた母と私は、近くの「M de Chaya」(M CAFE)でランチタイムです。

 桜の枝が低く垂れこめた、緑いっぱいの通りを眺めながら食事できるここは、前に友達と来た時は「kihachi cafe」でしたが、今はマクロビオティックのお店になっていました。(そうなの、おみっちゃん)

 玄米のランチを頼み、よーく噛んで噛んで美味しくいただきました。
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 この後、サントリーホールの屋上ガーデンをゆっくり散策し、カラヤン広場のオープンカフェでお茶をして帰りました。母は大満足で、よかった~^^



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# by housewife_life | 2009-05-21 13:55 | 日常 | Comments(0)