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絵巻物を見に  「皇室の名宝」

 上野の国立博物館に「皇室の名宝 2」を観に行きました。

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 11月3日までは「皇室の名宝 1」が開かれていました。一期は、「永徳、若沖から大観、松園まで」と称して、近世絵画、近代の宮殿装飾と帝室技芸員の展示でした。

 今回の二期は、「正倉院宝物と書・絵巻の名品」で、考古遺物、法隆寺献納宝物・正倉院宝物、古筆と絵巻、中世から近世の宮廷美、皇室に伝わる名刀の展示でした。
 今回の私のお目当ては、絵巻物です。とりわけ高階隆兼筆の「春日権化験記絵」20巻のうち3巻)がお目当てでした。

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 鎌倉時代の絵所預(宮廷画家)としての高階兼高が描いた、大和の絵の最高傑作とも言われる絵巻物です。大和絵と言えば、細密画。その細かく丁寧に描かれた絵巻物からは、質実剛健な鎌倉時代のイメージとは少し違った、鎌倉時代の人々の様子、生活ぶりが、明るく、活気を帯びて伝わってきます。いくら見ても見足りない、飽きることのない絵巻物です。
 
 一人ひとりの着物の柄、色、表情の豊かなこと。畳のヘリの模様や、犬たちまで鮮やかに描かれています。こうした記録のおかげで、どんな文章よりも百聞は一見にしかずで、当時の道具や暮らしぶりがわかり、時代の検証、研究にも役立っているに違いありません。

 宮内庁の、この絵巻物の補修作業によって展示できるまでになりました。しかし、全20巻あるこの絵巻物、後10年かかけて全部を補修するのだそうです。

 また、正倉院宝物の模造制作も行われていて、それによって技術を継承し、それがまた歴史を繋ぐ貢献をしているのだそうです。歴史を知ることは、人への畏怖を覚えます。そんな瞬間が私は好きです。


 私の好きな源氏物語の絵屏風もいくつかありました。安土桃山時代の加納永徳筆のものと、江戸時代の加納探幽筆のものがありました。本の写真でしか見たことのなかった狩野派の絵が観られてドキドキしてしまいました。

 探幽は、今までの源氏絵の「ひき目かぎ鼻」ではない表情の顔を描き、絵の周りにも広い空間をとり、後の狩野派を確立したとされています。

これは、加納探幽筆の屏風の一部分です。

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 とても混んでいて展示物も多いので、私は絵巻物のところに真っ先に行きじっくり楽しみました。あとは、初めに表にチェックしていたものを中心に音声ガイドを聴きながら見ました。

 藤原定家、伏見天皇、花園天皇の書。ここには、更級日記や伊勢物語などもあって興味深かったです。
 香箱が二種類出ていました。遊香の経験がなかったら、よくわからなかった香のお道具もお陰様で興味を持って見ることができました。
 そして面白かったのが「天子摂関御影(天子巻)」南北朝時代の後嵯峨天皇から後花園天皇までの今で言えば似顔絵?肖像画の絵巻物です。なかなかの歴史上の天皇好きな私はひとり、にやにやしながら「えっ、伏見院の顔!ぷっ。後花園やせてるぅ~」などと楽しみました。皆さん、垂れ目。今の皇太子より、秋篠宮につながりを感じたりして。
 正倉院の宝物も、今もなおこうして現代を生きる私たちの前に朽ちることなく姿を現し、心に語りかけてくる。長い間の人智と努力によって紡いできた日本人の心に感動します。

 

 夫、博士が帰ってくると忙しくなります。今日だけが行けるチャンスだったので、時間はたっぷりとれなかったものの本当に行かれてよかった!幸せ^^

 今日もまた、深い歴史と特有の文化をもつこの日本に生まれてよかったつくづく感じ、今も余韻に浸っています。
 


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by housewife_life | 2009-11-24 22:08 | 鑑賞 | Comments(6)

That's 妄想

 先週は風邪をひいて、バイトをお休みさせていただきました。 みんなに迷惑をかけてしまったと恐縮していたら、先週は不思議なほど学食に来る生徒が少なかったので、大丈夫だったとのこと。ご飯が余ってしまって困ったなんて、今まで一度もそんなことありませんでした。
そんな話を聞いて、テーブルを拭きながらなんでかしらと考えているうちに、入りました!妄想の世界。

                   That's 妄想!

(読みずらいので下にセリフを書き抜いてあります)
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 いきなり下書きなしでボールペンで描いたので、見ずらくなってしまいました。下にセリフを書いておきます。見にくくてすみません!

①「先週はおやすみ、ありがとうございました」ペコ←風邪で休んだことり
  「イイノ、イイノ、先週はね...」

②「行事があった訳でもないのに、お客さんがとっても少なかったのヨ...ナンデカシラ...」

③「えー、そうだったんですかぁ」

④「どうしちゃったのかしら...。少なかったなんて...」
 
⑤「お弁当の子が多かった?学食飽きちゃった?」

⑥「ハッ!」 ピタッ。「まさか...」

⑦「おい!今日ことりさんいないみたいだぜ」
  「マジかよ」

⑧「マジだ...」
  「な...」

⑨「おい、今日ことりさんいないぜ」
  「えっ、ホント?!」
  
⑩「おい、今日ことりさんいないぜ」
  「うそっ!!」
  「いないんだってよ!」
  「えーっ!!ことりさ~ん」

⑪「今日はマック行こう」
  「ことりさんいないんじゃな...」
  「松屋いこうぜ」
  
⑫ことりさんがいないんじゃな...

⑬「み・みんな...」涙

⑭「ことりさーん、ことりさん」
  「ことりさーん!!揚げ物始めて下さーい!!」

⑮「!!あっ!!」 消えるモーソー

⑯「はーい!すいませーん」

 仕事中のモーソーは止めましょう。
 ことりがいる今日も何故かお客さんは少なかったのでした。
  「エへへ、スイマセンデシタ」


 
 はい、今日も少なかったです。いったい何故?不思議です。

 私たちの働く背後にどなたかが見える(ゾッ)と実は噂になっているとか、学校の近所の店で美少女がバイトを始めて、そっちはひしめいているとか、学食がワープしていて、特殊な能力のある生徒だけが無意識にこられたとか、妄想は止まりません^^;



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by housewife_life | 2009-11-21 21:35 | 日常 | Comments(4)

銀杏 翡翠の色

 母の白内障の手術はうまくいき、明日は退院です。それにしても、4時間おきに4種類の目薬をさすのが大変です。

 そして、ペルグリーノ博士も、奥様と娘と孫を伴って来日しました。私は今週は母についているし、みんなは地方に講演なので、お会いするのはみんなが東京に帰ってきてからです。そうしたら忙しくなります。

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 立派な銀杏をいただきました。 

 「銀杏って、拾うものではないの?」
と言っているそこのあなた、チッチッチッ! 箱に入って売られているのもあるのよ。(得意気?)

 ...あるのねぇ。買わなくても拾えるけどね...。拾えるけどねぇ...ねぇ、おみっちゃん。

 「あら、ことりさん、買ったことなかったの?」
 って、聞かないで。(得意気はいずこに?)

 
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 立派な箱です。オープンッ!
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 ピカピカです。きれいです^^ ありがとうございます!

 コロコロ炒って、煮物にのせたり、つまんでいただいたり。
 翡翠のように綺麗な実。
立派な銀杏だけあって、味もとてもよろしいです。でもこれ、一回に食べ過ぎてはいけないんですよね。

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 秋の贈り物。

 秋は美味しいものや、暖かい色とりどりの景色で、冬に向かう心を暖めてくれます。

 うさぎさんも銀杏拾い^^

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by housewife_life | 2009-11-19 20:29 | イラスト | Comments(8)

夫と健康のお勉強...ことりは病み上がり

 ことり、風邪をひいておりました...。

 でも今日から復活です。ちょっと、すっきりしないけど、恐る恐る^^;

 喉が真っ赤になって熱がちょっと出て、一番いやな症状はだる~いことです。そして、眠くないと思っても横になれば眠る眠る!明日から、母が白内障の手術のために入院するので、復活できてよかった!母は一人暮らしなので、大事をとって入院して手術することにしました。今週は病院通いです。

 
 家で療養中、玄関の飾りを秋バージョンにしました。
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 ことりやリスが集合!みんなキャンドルです。家の近所で拾ったどんぐりやまつぼっくりに集まってきました。賑やかな秋の一時。


 今日は夫と、健康についてのお勉強に行ってきました。

 「1時からだから、早目に会ってランチをしようか?」
 
 こういうお楽しみが私にとってはメインになってしまいます。
「ランチがあって、健康のお話を聞く、でしたよね?今日は。」
と言う感じで...。

              ランチのお店で撮った可愛い窓辺の写真です。
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 ところで、食べたものの写真は?またまた撮り忘れですか?ことりさん...。チーズハンバーグ食べました...。


 夫と待ち合わせの時間より早く着いてしまったので駅中の本屋さんを覗いたら、見つけました!大好きな森見登美彦さんの本!

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さっそくお買い上げして読み始めたら、笑いをこらえるのに必死です。名作5編を森見流に全く新しく生まれかわらせたものということですが、「山月記」で笑いをこらえるって、ありますか?

 
 肝心のお勉強では、私たちはふだんからご馳走を食べ過ぎなわけで、質素な食事=健康食!(=病人食ではなく)を今一度認識して帰ってきました。病み上がりのお出かけでお疲れ気味な私でもあったので、今日は夕飯は手をかけず、温めたお豆腐にねぎと生姜をのせた一品と、夕べ夫が作ってくれたキムチ鍋の残りと、お刺身、そして南瓜を煮て済ませました。

 美食と粗食、本当に美しいのはどちらでしょう?時々、考えることです。



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by housewife_life | 2009-11-16 21:00 | 日常 | Comments(6)

もう一度もどりたい場所

 もう一度戻りたい場所があります。いつも現在が一番好きだから、過去に戻りたいと思うことはない私ですが、あの場所にはもう一度戻ってみたいなぁ...。

 そこは、20代前半、幼稚園の先生になった頃通っていた手芸教室。
 原宿の竹下通りにあった「コットン ハウス」

 竹下通りを少し入ったところにあった「コットン ハウス」は、古くて小さな洋風の民家をお店にしたもの。白いお家の1階はコットンハウスのオリジナル生地で作ったオリジナル小物を売っていて、2階は生地を売っていました。ぐるりと壁に作られた棚に、可愛いコットンの生地の反物がぎっしりと並んでいました。

 床は歩くとギシギシとなる木の床でした。その真ん中に、大きな木のテーブルがあって、そこで作業をするのです。木枠の窓からは、風に揺れる木の枝が見えていました。

 仕事帰りに週に一回、コットンハウスに行きました。教室と言っても、先生は同じ歳くらいで、音大卒なのに趣味が高じて先生もどきになった人でした。なぜもどきか、と言うと、それまで私は母に習って時々洋服などを縫っていたので、そんな私から見ると、これで人を教えられるんだぁ!ととっても驚いたからです。でも、小物と洋服では勝手が違うので習い始めると、小物なりのコツがあることがわりました。先生もどきに教わることはいっぱいありました^^

 教室と言っても、いつも先生と私と、やはり同年代の人が一人二人いる程度で、仲良し手芸サークルのようでした。

 作るのは袋物が中心です。一番素敵なのは、その場で生地を選べること。これにしようか、こっちにしようか至福の時です。今でこそ可愛い生地屋さんがあちこちにありますが、当時はここは画期的に可愛い生地をオリジナルで作っていた数少ないお店でした。

 ミシンをかけたり、ちくちく針を動かしながらおしゃべりするのはとっても素敵な空間と時間でした。

 時間が来て、縫いかけの布と裁縫箱を手作りバッグに入れて帰る道。風にふかれながら、今よりもっと穏やかで可愛いかった竹下通り。

 時代の波は小さなおうちを飲みこんで、1年ほどのちに竹下通りの「コットン ハウス」は姿を消すことになりました。「コットン ハウス」というメーカーも大衆的なメーカーになってしまったようです。

 夏は窓からの風が心地よく、秋は窓から色づいた葉が見え、冬はほっぺたが赤くなるほど暖かだった、生地に囲まれたあのお部屋が懐かしい。あの空間でもう一度手芸をしてみたいと思うのです。

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 いつか、あの部屋のイラストを描こうと思います。
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by housewife_life | 2009-11-10 17:08 | 日常 | Comments(13)

動と静

 前回ご紹介した柴田トヨさんの詩集「くじけないで」を手に入れたい方は下記に500円(送料込)を振り込むと郵送していただけます。(振り込み手数料が別途かかります)

 郵便振替口座番号 00110-9-570449
 加入者名  「ウェーブ産経」事務局
 通信欄に「朝の詩係」と明記のこと   


 トヨさんのお写真が出ていますが、この詩通りの優しい素敵な素敵なお顔です^^

 母にも「くじけないで」をプレゼントしました。母は枕元において寝ているそうです。今でも十分頑張っている母ですが、頑張る勇気がわいてきたと喜んでくれました。そして、友達と電話で「がんばろうね!」と励まし合ったそうです。
 

 <動>

 さて土曜日は、母と夫と義兄(姉の夫)とでタクロウの学園祭に行ってきました。実は夫も義兄もタクロウの大学のOBなのです。義兄は去年も来て、一日楽しんで帰ったそうです。今日はみんなで!

 タクロウが小さい頃はこの近くに住んでいたので、学園祭にタクロウを連れて行ったものです。身動きできないほどの人ゴミと、ぎっしり並んだ屋台と、アホなこと?をしているお兄さんたちのお祭り騒ぎを見て、大学って毎日こんなことをしていると思ったのか、
「おっとぉも、毎日こういうことしてたの?」
と瞳をクルクルさせて尋ねたのを懐かしく思い出しました。
その時は、裸でふんどし(でも前に垂れているだけでまたの部分はない、危険なふんどし)姿のお兄さんが、
「ABC体操」なるものを披露していました。
黒山の人の前で、音楽に合わせて、身体でAからZまでを表現するのです。当然、見てはいけないものが見えたりするわけで、女子は
「キャ~!!」
と叫びつつ、指の隙間から見ていたものです。4,5歳だったタクロウにバカ受けでした。素敵な大学!と思ったかどうか知りませんが、強烈な印象であったには違いありません。

 16万人は訪れるという学園祭。相変わらずアホな学生は健在でしたが、私たちは「合気道」の道場に演舞を観に行き、あほな学生たち、少しは合気道でもやりたまえ!などと思うのでした。師範のお話は深くて、流れている日常の中でふと心の足を止める時間になりました。

 それからメインステージへと移動している最中、この何万人という凄い人ごみ中でタクロウに会いました!奇跡だぁ~!タクロウは放研のビラ配りをしていました。おばぁちゃんと伯父さんまでいたのでびっくりだったでしょう。

 若者たちのすごい熱気です。あの喧噪に興奮できたのはずっと昔のことのように思えました。私たちは、喧噪を逃れ、静かな居酒屋さんで楽しい一時を過ごしました。



 <静>

 そして今日は香道を習っている友達のお誘いで「遊香会」に行ってきました。

 若い頃、親に作ってもらった色無地の着物に、母の友人に頂いた帯をして行きました。所は神田明神の横にある「神田の家」という、江戸時代に建てられたという総杉の木造りの家。
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 全景を収められなかったのが残念です。「井政」というのは大工さんの屋号です。大工さんだからこそこれだけの杉が手に入ったそうで、天井、欄間、床の間、柱どこをとっても杉の木です。

 この火鉢のある部屋が待合の部屋でした。
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 去年に続き、2度目の体験の遊香会。すべてが静かで、すべてがたおやか...。これを求めて、今年も楽しみにやって来ました。時も現実も忘れて香炉に鼻を寄せて香を聞く。全身が香りの中に包まれている感じで、鼻という部分を使って嗅いでいる(聞くと言いますが)という感覚が消えていくのを感じました。

 去年は「源氏香」、今年は「月見香」です。初めに「月」の香り(かぐや姫)の香炉が回って来ます。その香りをお作法に従って聞き、覚えておきます。その後、「出香」、「二炉」「おしまい」の香炉がそれぞれ回ってくるのでそれぞれ聞き、それが「月」の香りと同じであれば、「月」違うと感じれば「ウ」と書いて提出します。
三つお炉を聴くのでたとえば「月 月 月」という答えになったとすると、全部が月なので「十五夜」と書きます。「ウ 月 月」なら満月に少し足りないので「宵待」と書きます。風流ですね。源氏香のときは、源氏物語の登場人物の名前でした。

 静かに、お作法の型を通して心を整えながら香りを聞き当てる千年の時を超えた遊戯(ゲーム)というのでしょうか。かすかな緊張感も心地よく、楽しいひと時でした。答えの発表までは、子供たちが出してくれたお茶とお菓子を楽しみました。
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 お菓子は、青山骨董通りにある「菊屋」さんの、「仲間月」(今日のために創作)、お茶は「青山園」の「御所車」だそうです。「菊屋」さんには、故向田邦子さんがよくいらしたそうです。青山園」さんは明治神宮で使われていて、「御所車」は今度オバマ大統領が来日して、明治神宮にいらしたときに出されるお茶だそうです。

 お茶の後は正解発表。
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「月 ウ 月」で「水上月」が正解
でした。私は一つはずしてしまいました。私の列で7人中正解は一人でした。去年は全問正解で「叶」と記されました。去年は大切な知人を亡くした直後で、神経が弱っていました。そんな時はとても敏感になるのだそうです。だから、
「全問正解しなかったら、健康なんだと喜び、全問正解だったら、身体の事を少し気遣いそして、感覚が優れていると思ってください」
と、先生がおっしゃいました。どちらにとっても良い遊戯であるところがまた、素敵です。

 お茶のあとは、隣のお茶室に展示された生け花を鑑賞しました。
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 小学5年生の男の子が生けたダイナミックな作品。写真がよく撮れていなくて申し訳ないのですが、都会の子供でもこのような野趣溢れる作品を生ける感性を持っていることに感動しました。
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 私が一番気に入ったのは、この野菊の作品です。楚々として控えめで、愛らしい野菊が表現されていて、一目で気に入りました。
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 今日は運がよく円山応挙の山水画の屏風が席にたてられていました。お香の先生が骨董の先生でもあるが故にいただけた幸運です。お香の会が数日ずれていたら見ることはできなかったそうです。

 屋久島杉と霧島杉を交互に配した天井の、木目が描く柔らかい流線型が本当に心をほどいてくれます。自然の姿に余計な装飾をほどこさず、自然の与えた美しさをそのまま愛でる日本人の感性もまた、静かで美しい。趣味のない人が見たら古くさい家かもしれませんが、この家はどこもかしこも静かに呼吸をしているのです。デコラティブで、実はさりげなく自慢気な煩い心があちこちに垣間見られるインテリアやお家にはない、シンとした静けさが自尊心のように感じられる、歴史ある日本家屋特有の感じが好きです。

 本当なら私には縁のないこんなひと時を楽しませていただけるのも、このお友達のおかげです。いつもありがとうございます。お友達のおかげで、私にも縁が少しあったようです。



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by housewife_life | 2009-11-08 22:35 | 着物 | Comments(12)

私の心に届くトヨさんの詩と、ハニートースト

 朝起きると階下に、お好み焼き&焼きそば&焼肉の臭いが充満しています。夕べタクロウたちが作って食べたのです。跡形もなく綺麗に片付けてくれましたが、臭いだけは残っていますね。

 ところで、夫がいただいてきた例の食パン2キン。1キンを3枚切りにしてハニートーストにしましたが、奥様方!美味しかったです~(泣)
 もちろん、とてもよいパンだったからというのもあります。真ん中がしっとりフワフワで、蜂蜜とバターが染み込んでいくと甘~くとろけそう。我が家の三人の心までとろけました。

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 冷凍庫使用不可能のおかげで、1キンを3枚切りで食べちゃうなんてことができたというもの。よいこともあるものです。

 生地がとてもしっとりしているのでサンドイッチも美味しそう!残りの1キン、ハニートーストでいくか、サンドイッチでいくか…迷うところです。


 もう一つ、私が待ちわびていた、私の心をいっぱいにする詩集が届きました。
 柴田トヨさん、98歳の白寿記念詩集「くじけないで」です。

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 産経新聞の「朝の詩」という詩の投稿欄を毎朝見ます。柴田トヨさんの詩に会うために。トヨさんの詩が出ていると切り抜いて大切にとっていました。そのトヨさんの息子さんが、トヨさんの詩集を自費出版したことを知り、急いで注文したのです。

 嬉しかった!やっぱり、たくさんの人の心を掴んでいたんだ。98歳の今も一人暮らしをしているトヨさん。98にしてなお、瑞々しく可愛らしく、そしてたくましい母の心を持つトヨさん。ユーモアがあって風のような心を持つトヨさん。歳は違えど、私の心はトヨさんの心に重なります。そして勇気が出て、何も要らなくなって、暖かい涙が出るのです。

  「幸せ」
  
  今週は
  看護師さんにお風呂に
  入れてもらいました
  倅の風邪がなおって
  二人でカレーを食べました
  嫁が歯医者に連れて行ってくれました
  なんて幸せな
  日の連続でしょう

  手鏡のなかの私が
  輝いています               97歳




  「二時間あれば」

  世間には
  まだ解決されていない
  たくさんの事件がある

  コロンボ警部
  古畑任三郎警部
  二人が協力してくれたら
  犯人をきっと
  つかまえてくれる筈

  二時間あれば               98歳  



  「さびしくなったら」

  さびしくなった時
  戸の隙間から
  入る陽射しを
  手にすくって
  何度も顔に
  あててみるの
  そのぬくもりは
  母のぬくもり

  おっかさん
  がんばるからね
  呟きながら
  私は立ちあがる              98歳



 トヨさん、ありがとうございます。私も頑張ります。
 
 
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by housewife_life | 2009-11-05 23:09 | 日常 | Comments(10)

我が家の冷凍庫、使えません。ね、タクロウ。

 指折り数えて待っていた今日の日。

 高校時代の仲良しさんたちとランチをする日。1年と7カ月ぶりの再会。夕べは、体調を整えるべく早く休もうと思っていたら、タクロウのクラスの友人たちが来るというではありませんか。

 でも仕方がない。来週の大学の学園祭にクラスで使う冷凍ロールケーキ200本が我が家に届き、それを何人かで分けて冷凍保存するというのだから。

 PM9時、冷凍もちもちロールケーキ200本が届きました。小箱で20箱。箱のまま冷凍庫に入れると4箱しか入りません。この日のためにこつこつと、我が家の冷凍庫はほぼ空の状態にしておいたのにです。残り16箱をあと3人で分けるんだとか。これは大変とタクロウはメールで応援隊を頼みながら箱を開けて、バラにして冷凍庫に入れると、なんとぎゅうぎゅう詰めで9箱分も入りました。

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 なんとかなると胸をなでおろしてから、彼らが我が家にくるのに随分時間がかかりました。みんなサークルを終えたりしてからなので、これも仕方ありません。10時50分頃やっと、お助け女子一人を含む4人がやって来ました。

 夕べは気温が真冬並みに下がったうえに、雨が降っていておまけに風も強く、みんな凍えてやって来ました。でも、彼らはとても礼儀正しくて、テキパキ作業をし何度も何度も私にお礼を言って、また寒空の中を帰って行きました。みんないい子ねぇ~。

 みんなが帰ってやれやれと思う間もなく、今度は
「今からKが泊まりに来るから」
12時半過ぎてます。

 K君は中学の同級生で、タクロウのライバル大学の放研に所属しています。タクロウの大学が好きで、よく授業も潜りに来ている面白いヤツです。夜中トイレに起きたら、廊下にカップラーメンの香りが満ち満ちておりました。そして朝、彼は帰って行きました。


 さてさて、我が家の冷凍庫はもはや使用不可能です。

 そんな時に限って、夫が手作り食パンを頂いてきました。いつもなら、ささっと切って冷凍庫へ!なんだけど...。我が家では今、ハニートーストがブームなので、ハニートーストでガンガン頂くぞ~!

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 友人たちとのランチは、すっかり高校生の私たちに戻って楽しく過ぎましたが、またまたおしゃべりに夢中で、撮った写真はこれだけ...。

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 GINTO(銀兎)池袋店に行ったのですが、店内もスープもパンも、デザートもお洒落だったのに...。
 ブログ書いてる人の自覚はあるのか?ことりさん、です。



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by housewife_life | 2009-11-03 21:12 | タクロウ | Comments(4)

涙、涙の最後の早慶戦

 昨日は早稲田は慶応に2―11という情けないスコアで負けました。秋季優勝がかかっているというのに。

 2回戦目の今日負ければ、明治の優勝となってしまいます。

 今日は手芸店のユザワヤが新宿高島屋にオープンするので、偵察に行ってみようかと思っていたのですが、クリーニング屋さんに行ったり、アイロンがけをしたり、タクロウのカバンの内側の破れを修理しているうちに、早慶戦開始時間になっていしまい、テレビに釘付けで観戦しました。

 

 今日も早稲田の打線は沈黙です。反対に慶応は投打ともに好調で、もう見ているのも辛い状況に。

 先発はいつも斉藤を助けている150キロ台を投げるリリーフピッチャーの大石。そのあと同じ3年生の福井が好投したものの、とにかく点をとらなければならないので代打を投入して、次のピッチャーは西武ライオンズにドラフト5位指名の松下。そこにもまた代打投入で最後のマウンドは斉藤。

 打ってくれ!打たなきゃ勝てない!

 8回に一点を返し、9回の裏の早稲田の攻撃。この時点で7―1。

 ここで次々と4年生の代打を入れてくる早稲田。4年生、最後の早慶戦。彼らにとって、早慶戦というのは特別な特別な試合。

 それに応えるかのように3塁打を打った藤原!雄叫びをあげて、涙、涙。代走の4年新佐古。期待に応えて3年宇高が犠打で新佐古を生還させる。代打大前も打ち、早大ダグアウトの4年は涙が抑えきれない。

 2アウトになってもなお、3年山田がヒットを打つ。1塁上で涙する山田。もう勝ち負けではなく、山田は次のバッターに繋ぎたかったのだ。何故なら!次のバッターは4年キャプテン山川だったから。

 山川は試合に出ないキャプテン。試合に出られなくても腐ることなく、いつもチームを鼓舞し、裏方を黙々とこなすキャプテンだった。その山川が代打として控えていたのだ。山田が倒れれば、山川は出場することなく早慶戦を去ることになるのだったのだ。

 それが1塁上での山田の涙。そして、山川はファウルで粘りに粘った。
「神様!神様がもしその山川の影の姿をちゃんと見ていたのなら、ここで山川を終わりにはしないよね!」
そう心で叫んだとき、山川はヒットを放った。

 早大ベンチは、もう涙、涙。

 次の打者で早大は力尽きてしまった。4-7だった。

 早稲田だけではない、慶応のエース投手中林もプロ野球志望を出したものドラフト指名はなく、失意の中で昨日は勝利し、涙を流した。今日も彼は泣いていた。両校共に去りゆく4年生を思って泣いていた。

 斉藤があんなに号泣するのは初めて見た。エースでありながら、先輩4年生にとっての最後の早慶戦に完敗し、6大学野球の優勝も逃した。自分が早慶戦と6大学野球の勝利を牽引していく覚悟だったはず。彼の責任感から想像してもどれほど悔しく又自分を責めているだろうかと心が痛む程の姿だった。




 秋の早慶戦、6大学野球は勝負以上の感動の見所があります。これから社会の海原へ漕ぎ出ていく4年生最後の試合です。
タクロウたちのアメフトの試合もそうでした。
いつでも一生懸命戦ってきた彼らの姿は、勝っても負けても美しい!
筋書きのないドラマ、一生懸命の姿。だから私はスポーツを見るのが好きです。


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by housewife_life | 2009-11-01 20:20 | 日常 | Comments(6)