秋の院展

今日は秋の院展に行ってきました。

松尾敏夫先生の絵のところに喪章が付いていて、びっくりしました。

8/4に亡くなったとのこと。私はその時忙しさピークの時で、

そんなことも知らずに忙しい時を過ごしていたんですね。

思わず立ちすくんでしまいました。

毎回とても楽しみにしている那波多目功一先生の絵のところに来ると、

そこには、全く予想していなかった雄大な山の絵

「アイガー北壁」という絵がありました。

キャプションを読むと、

「松尾先生と平成2年にスイスのグリテルワルドの町で写生し、

かなり細かく自分なりに満足できるものでした。

いつか絵にしたいと思いながら描けず

今描かなければ描く機会を失ってしまうと大画面に挑戦しました。

途中いろいろと迷いましたが、若かった頃、自分なりの絵を描きなさいと言われた言葉を思い出し、

これが自分の絵だと言い聞かせながら描きました」

とありました。

昨年の院展で、おおこと那波多目先生のお話を聴く機会があったのですが、

随分松尾先生のお話をされていました。

その松尾先生と異国を旅し、描いた写生の作品。

那波多目先生の絵を観ると、いつも何故だか私もおおこも泣きたくなります。

人がいなかったら号泣したくなるような、泣きたさです。

虚飾のない清らかさ、高貴な牡丹の花もその下に咲く雑草も変わりない愛を注がれて同じようにあるその絵。

俗世とは離れたところに精神性があるように思えるその絵に会うと、

ひざまづきたくなるような、畏敬の念から涙が出るのです。

いつものそんな植物の絵とは違う険しい雪山の絵と、キャプションの文章に胸がいっぱいになりました。

那波多目先生ほどの人が言う

「これが私の絵だと言い聞かせながら…」

この言葉こそが、私を泣かせてしまう絵の源泉なのかもしれません。



そして、宮北千織さんの「華」

あぁ、ほんとに好き!

宮北カラーの暖色の教会のステンドグラス

淡いピンクのドレスの少女

暖かな懐かしい時間


今回は杉山紅さんの絵がなかったな。

おおこの先生の清水操先生の「森の群星」は、その名の通り。

森の中にそっとささやかに煌めく星が幻想的で魅了される作品でした。



前回の院展の時に◯をつけた作品一覧と今回◯をつけた作品一覧を比べて

今年もよかった!とか、

今回気になった方の次回の作品が楽しみだなぁと思ったり、

毎回とても楽しみです。




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by housewife_life | 2016-09-06 22:29 | 鑑賞 | Comments(0)