母と若冲展に行きました。
楽しみにチケットを早々と入手していました。
ところが、NHKで若冲のスペシャル番組をいくつもやるものだから、しかも嵐の大野くんが若冲ファンということで番組ナビゲーターを勤め、過去にもナビゲーターを務めた番組の再放送までするものだから、若冲ファンというより大野ファン?までが驚異的に押し寄せ(大野くんのおかげで関心のなかった人たちからの反響がすごいとNHK)
100分越えで並ぶというのは聞いていましたが、
今日はチケットを持っている人で200分待ちでした。
私は一人ならまだしも…止めようと言いましたが、当の本人は大丈夫!並ぶ!観たい!
そもそも若冲が好きなのは私で、母はあまりよくわかっていないので、
多分こーーんなに人が並ぶから興奮して余計に観たくなったのです。
3時間20分並んでゴールじゃないからね?そこからまた、大混みの中並んで観るの、大丈夫?
私は別に観なくてもいいよと言いましたが、
結局母はちゃんと並んで最後まで観たのでした。
都美術館の入り口付近に到達したのが120分経過した頃。
でも、入場だけでこんなに並ぶ展示は、やっと中に入ってもその頃にはまた前の人が退くのを待ってじっくり集中して観る気力はたいして残っておらず…
母とはぐれないように、小さい母に絵が見えるように前に入れてあげたり、若冲をゆっくり味わうどころではありません。
これからは、絵を見る前にこーーーんなに並ぶ展示は多分観ない。と学習しました (笑)
まぁ、それも経験からの収穫。
ゆっくり味わうことはできなかったけれど、若冲が編み出した菊の花や鳥の羽の水墨画の筆使いや
梅の花や鳥の脚などの点描の模様の細かさ、その点に重ねた点などは、間近で観てきました。
疲れてしまい、じっくり見ることを放棄して適当に観ている人も多かったのです。
釈迦三尊像と動植綵絵の部屋では真ん中に立って人の頭の向こうに見える30の絵をパノラマのように見渡しました。
そうだ!録画してある若冲をもう一回ゆっくり観ようっと(笑)
帰り、上野で買い物までする気力、体力のあのった母。
たいしたもんだわと感心しました。
そしてなんだかんだ、面白い体験をした1日だったねと母と笑い合いました。
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