「大人のアスベルガー症候群」からの2つの気づき

昨日は「大人のアスペルガー症候群を学ぶ」に参加

クライアント(名執歌奈子さん)と主治医(坂本玲子先生)のコラボで行われた異色の講座

私たちは、空気の読めない人のことを簡単に「あの人って、アスペだね」などと言いますが

アスベルガーについて、きちんと知った今は、そんな言い方はできなくなりました

相手の感情、その場に相応しいとされていることを読み反応していくことが難しく

私たちが聞き分けている声、音が、全て同じくらいの音量でいっぺんに耳に入ってくる

視覚的なことは記憶しやすいが聴覚的なことは記憶しずらいなど、その他の様々な症状は

個人によって違いはあるもののそんな不便を抱えて生きてらっしゃいます

変人、わがまま、身勝手、横柄と誤解される彼らの多くは

私たちのように仲間と雑談できるようになりたいと切望していることも知りました

私たちが普通と呼ぶ世界(こんなに問題がたくさんある世界ですが)に歩み寄る努力をしている彼らが、毎日消耗しているエネルギーが、こんなに大きいものだとは知りませんでした

振り回される側の大変さばかりに目を向けがちでしたが、アスベルガーである彼らの困難はそれ以上の苦しみであることを知りました

アスベルガーについて私たちがもっと知ることで、こちらからも歩み寄れれば、彼らばかりが消耗することもないかもしれません

また、アスベルガーに振り回されて鬱病になる人が多いそうなのですが、それも緩和するかもしれません

一般的な対人関係の一つとして、誰もが学び心得ている必要があるものだと思います

坂本先生が、「私はアスベルガーの彼らが大好きだから」という心からのことばに、坂本先生ご自身の自己受容の深さを感じました

そして2つの大きな気づきがありました

1.坂本先生の言葉より
「アスベルガーの人の親は、子どもが普通になる事を切望しているが、普通を求めない、当てはめない。親が見たい子どもを見るのではなく、ありのままの子どもを見て欲しい」(要約)

これは、どの親にとっても変わりない言葉だと心に響きました。その子がどんな子どもであっても、尊敬の念があれば、ありのままに受け止めようという方向に向かう一歩になると確信するのに、勇気づけられる言葉でした。

2.名執さんの言葉より
「親や先生に言いたいこと。例えば、『コラ!』と大声で言わないで欲しい。(一度そういう目に合うと、大声は、誰かが自分を怒っているという解釈になってしまうから)『なんでそんなことをしたの?』と聞いて欲しい、欲しかった」

これも、相手がアスベルガーでなくても同じことです。子どもの行動の目的を知ろうとする態度。子どもの関心、行動に関心を持つ態度。これも尊敬の念があれば、自然に生まれる態度でしょう。

デフォルメされると見えるものがあります。しかし、デフォルメされていなくても、根元は一緒なのだと思いました。

最後に、名執さんを「私の先生」と言う坂本先生と、クライアント・名執さんの上下ではない横の信頼関係の強さに深い感銘を受けました。















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by housewife_life | 2015-07-12 14:36 | アドラー心理学 | Comments(2)

Commented by いし at 2015-07-12 17:25 x
お久し振りコメントです。
「アスペルガー本人」の話、「あ~、そうなんだぁ・・・」の連続でした。話が面白いというカテゴリーでなく、「う~ん・・・なるほど・・・(自分には未だ未だ計り知れない)」の連続でした。
途中、自分なりに色々考えていて質問してしまいましたが、ピント外れちゃったぁ~? 感もしました。

・・・・「(目)耳からの情報混乱」というのを、自分なりに彼女の感覚を推察するなら、「高速を運転しながら、隣に居るイギリス人といろいろ話していて、言葉を考えながら運転して、これから何処に行って・・・・」などと色々考えていると、途中でクタクタになってしまい、「あ~、もうこんなガイドしない!」と半分自棄になる疲れ、が「アスペルガーの気疲れ」なのかなぁ・・・・と考えました。

そうだとすると、疲れて一人で居たくなるだろうなぁ~と思いました。

それと、ヒッサシぶりに奥様にお目にかかり、何と申しましょうか、言いようのない「ホッ」とする感があった次第でした。お話のお相手を頂き、ありがとうございました。

ではまた、そのうち(Dr.のセミナーですかね)。

いし拝
Commented by housewife_life at 2015-07-13 23:33
いしさん
コメントありがとうございます!
空気読めない人の代名詞のような認識でしたから、驚きの連続でした。実感を伴って理解できない・・それは、アスペルガーの人たちが、普通の世界に感じることと同じなのかもしれません。耳からの情報、いしさんの説明、高速を運転中にイギリス人と話す・・はとてもわかりやすいです。
本当に疲れるでしょうねぇ。
坂本先生は突き抜けていて、いい講座でした!
Dr.の講座、私は後半参加予定です。その時はまた、よろしくお願いしま〜す!( ´ ▽ ` )ノ