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私の卒業式

 昨日はついに最後のイラスト教室。

 先生の御主人の転勤で突然イラスト教室が消えてしまいました。

 先生にとっても私たちにとっても、あまりに突然の幕切れでした。

 先生はいつものように一人一人を熱心に指導。

 終了時間が近付くにつれ、もっと聞いておかなければならないことはなかったかと、みんなが思いを巡らせていました。

 妄想好きでおっとりした7人のクラス。

 結局、いつものようにクラスを終了しました。

 教室のあと、先生を囲んで最後のお茶会を開催。

 「ケンジントンティールーム」のアフタヌーンティセットで。


 
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 先生は一人一人に対してそれぞれに明確な目標を持って指導してくださっていました。

 端から一人一人に、どんな目標を持って指導していたか、その人が持っている良さ、世界観、伸ばすべき点、などを丁寧に話して下さいました。

 本当に頭の良い先生で、そのとき、そのときの生徒のイラストに向かう気分まで全部見抜いているのはわかっていましたが、最後にこんなに丁寧に伝えてくださったのには、愛情を感じて感激でした。

 だって、たまにイラストが売れることはあっても、私たちなんて本当のプロではないし、お別れしたら関係ないと思われたって仕方のないことですから。

 それだけではありません。

 今度は一人一人に、今後の目標や欲しいアドバイスはないかと聞いてくださって、これまた時間をかけて丁寧に目標にあったアドバイス、或いは方向性を示して下さいました。

 ある人は一枚の絵にもっとじっくり妥協せずに取り組むように言われ、ある人は資料を使って写実をとにかくたくさん描くことで、デフォルメに向かえるようにした方がよいと言われ、ある人はネットを使ってイラストを宣伝することを提案され・・・というように。

 厳しい言葉ももちろんありましたが、その言葉でさえもがこれからのみんなのモチベーションになりました。

 私は、期日を決め、もう場所も予約して展示をするように言われました。

 いつかどこかでなんてダメ。もうできるよ、と。

 実は私自身もいつかどこかではなくて、もっと具体的な設定をしようと思っていました。

 驚いたことに、先生の口から出た「ここでやったら?」と言った場所は、私が思っていた場所と同じでした。

 もう立ち止まることはできません。先生にやりますと言っちゃったのだから。

 「ことりさん、個展がゴールじゃないよ。そこがスタートだよ。だからとにかくとりあえずやってみる!」

 そうか。なら、早くスタートに立とう。

 
 私の今までの人生の中でたった一人の絵の先生でした。

 「ことりさんは他の絵を羨ましいとか真似したいとか思っても、真似しちゃだめ。ことりさんの世界はもうあるから迷わなくていい」

 そう言い続けて迷いを消してくれた先生でした。

 最後の教室は、誰もが先生にたくさんの勇気をいただいて終わりました。

 寂しいけど、不安だけど、心は清々しい。

 先生ありがとうございました。



 仰げば尊し我が師の恩・・・昨日は私の卒業式でした。

 



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by housewife_life | 2012-03-23 22:36 | イラスト | Comments(0)