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展示会の終わりに待っていたもの

 半年前から準備して臨んだ展示会が終わりました。

 見ましたよ、と連絡をくださった方だけでも、30人の友だちが見に来てくださいました。

 ありがとうございました。


 名古屋から、いの一番に駆けつけてくれた友だちがいました。

 20何年ぶりの再会を果たした友だちもいました。
 
 タクロウの中学時代の担任の先生まで駆けつけてくださいました。

 今日は大学のサークル時代の友だちが来てくれてやはり20年ぶりの再会でした。

 幼稚園の先生をしていた頃の同僚が偶然二人同じ時間に来てくれて、彼女たちは8年ぶりの再会で手を取り合って喜び合っていました。


 展示は多くの人の再会の場となりました。

 それが何より嬉しいことでした。



 ・・・・けれど、この展示の最後にこんな悲しいことが待っていようとは夢にも思いませんでした。


 先生が3月で教室を離れるという発表があったのです。

 ご主人の仕事で東京を離れなければならなくなったのです。

 今回の展示は私たちのイラスト教室と、先生が教える他の水彩画の2教室と、色鉛筆画の教室の計4教室合同の展示でした。

 他の教室は先生の後輩が教えることになったそうですが、特殊な教室である私たちの教室は存続することができなくなりました。

 私たちの教室は、単に技術を習っているだけではありませんでした。

 全くの想像画なので、先生は本当に一人一人の個性、持ち味を大切にして引き出し、それぞれにあった指導を時に厳しく、出し惜しみすることなくしてくださっていたのです。

 「悪いけれど、本気で描いていない。楽しようとしていい絵は描けないですよ」
なんて、一度はみんなズバッと言われたものです。

 初めの頃、あんな絵も描きたい、こんな絵も描きたいと迷っているときに、
「ことりさん、人の絵を見てうらやましいと思っちゃだめよ」
と見抜かれました。でも・・・
「ことりさん、あなたにはあなたの世界がもうできている。だから、よそ見しないでそのまま行って大丈夫!」
と言ってくれました。

 そのことばのおかげで今の私がいます。


 私たちのクラスは、茫然としてしまって、涙が出てしまって片付けも満足に手伝えませんでした。


 でも、先生は言ってくださいました。

 ことりさん、もう人に習わなくても大丈夫。一人で描くということは孤独で辛いこともあるだろうけれど、ことりさんはもうプロをになってもいいよ。だから、なんとか、とにかく展示をやりなさい。一人でも、グループ展でもいいから、とにかく展示をしてください。
 離れていても、悩んだ時は作品をスキャンしてパソコンで送ってくれれば指示してあげるから。


 先生がいなくて描くなんて無理。大切にしていたものが崩れていくような気もちにみんながなっていました。


 片付けが終わって、先生がみんなをお茶に誘ってくださって、また、

 このクラスは次の教室を探して習わなくても大丈夫です。ことりさんにも言ったけれど、展示を続けてください。それがもっといいイラストを描く力になるから。

 と言ってくださいました。



 だんだん気持ちが落ち着いてきて、ここからが私たちの本当の成長のステップなのかもしれないね、と話し合いました。
 自立する時がきたんだ、と。
 離れてしまって、今までのように甘えることはできないけれど、見捨てられた訳ではない・・・パソコンで指導はしてもらえるんだから。

 やめてしまうことも成長する道を選ぶこともできます。

 こうした突発的に見える事態は、実はチャンスなのだと思います。

 


 こんな大きな展示会を行ったのには先生のこんな事情があったのでした。

 この大きな展示会は終わりましたが、先生に感謝の気持ちを込めて私たちの新たなスタートとしたいと思います。



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by housewife_life | 2011-12-11 22:13 | イラスト | Comments(2)

Commented by しょんこ at 2011-12-12 07:49 x
いろんな思いの展示会だったんですね。でも、そんななかで、ひとりでも描いていくって決めたって書いてあって。よかった!今でも私の心にしっかり置かれている3枚の絵。大好きだから、うれしいです。また、ことりさんの絵にあえるから。本当に心の底からほっこりした時間をありがとうございましたm(_ _)m
Commented by ことり at 2011-12-12 17:30 x
>>しょんこさん
展示会の最後にこんな悲しいことが待っていようとは、本当に突然暗闇に突き落とされたようです。
他の教室の方々が慰めにくるほど、うちの教室の人たちの失意は大きかったの。
他にはこんな教室ないですからね・・。
まだショックさめやらずですが、きっと意味のあること。ステップを昇るときに苦労はつきものと思って頑張ります。
しょんこさんが、こんなに応援してくれるんだもの!
本当に勇気づけられます。ありがとうございます!
あのOちゃんだって、アートは一人で独学で苦労してあんなに素晴らしい作品を作っているんだものね。^^