消息 元気を出そう!
何をやっても連絡がとれなかったのですが、夫がネット上に出した安否確認を、東京にいるAさんの妹さんの知人の方が見て、「Aさん無事」の連絡をメールしてくださいました。ネットの威力です。
ご家族も皆無事でした。彼は小学校の先生なので避難所である学校で活躍していました。
連絡手段がなにもなくて、無事であったものの時間がかかっていたのです。
石巻の津波や壊滅した街をテレビ映像で見るたび、胸が押しつぶされるような思いがしました。いつも明るいAさんの笑顔が寂しそうに浮かんできて、慌てて振りはらっていました。
本当によかった!
まだまだ過酷な状況の中で、アドラー心理学を学んでいてよかったと夫にメールと電話がありました。また一緒に楽しく学んだり、お酒を飲むことができるんですね。その日を楽しみにしています。
南相馬市原町区の大学時代の友人一家は、仙台の大学生の息子のアパートに疎開しました。仙台とて、被災地。不便な生活を送っています。津波の被害を免れて、家は残りましたが、いつ帰れるのでしょう・・・。
一方、友人の息子Kくんは陸上自衛隊員です。訓練生としての最後は主席をとった立派な隊員です。
地震直後からずっと茨城県の日立市で復興のために働いているそうです。日立市はテレビではあまり出てきませんが、大きな被害を受けているそうです。ここは大きな余震も続いています。
あの可愛かったKくん、高校生のときトランクス一丁で出てきたスポーツ万能のKくん。今は頼もしい立派な青年として頑張っているのですね。ありがとうございます。
本当に現場で命がけで働いてくださっている方々、現場のために知恵を振り絞り采配を振るっている方々、そのご家族、感謝してもしきれません。
さて、もどかしくても節電と募金くらいしかすることができない私たち。
私たちこそ、明るく元気にすごしましょう!
被災地の人たち、家族を一瞬のうちに失った人たちを思うと、こうして不自由なく暮らしている自分たちに罪悪感を感じたり、笑う事さえ不謹慎に感じる人も出てくると聞きます。
こんな時に自分のできることがないだけに、不謹慎だと人を責め立てたり、色々なことを非難することが正義と勘違いする人たちが出てくるそうです。
また自分の名誉ための人助けと気付かず、勇み足な行動をとって混乱と迷惑を招く人も出てくるそうです。
それよりは穏やかな日常に笑みと暖かい言葉を交わしましょう。
笑いましょう。
被災地の憔悴しきった人たちには求められない元気を、私たちが出さなくちゃ。そう思います。遠回りの近道です。
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