計画停電からはずれているけれど・・・
みなさんが大変な思いをしているという時に、申し訳ないばかりです。
これに甘えず節電に努めています。
真冬のような寒さはないので、昼間は石原都知事の訓示とおり
「健康な人は厚着をして暖房は使わない」
を守っています。暖房は寒い日の夜の3時間くらいだけにしています。家族3人一緒にいる部屋だけ電気をつけて、あとは消しているので、真っ暗です。
それでも、計画停電にあたっていたら、一部屋だってつかないし、外も真っ暗です。ご近所も皆さん努力しているので、街が暗い。
電気の明るさはどれほど私たちを明るい気分にしていてくれたんでしょう。でも、みんなこんなに節電できるんだと思うと、私たちは今までいかに当たり前のように、贅沢に色々なものを享受してきたのだろう…と思います。
スーパーに行っても薄暗いけれど、買い物はできます。
明るいと食品がより美味しそうに見えるから、もっともっとと感覚は麻痺してエスカレートしているのが、私たちの生活なのだと思います。デパートの売り場なんて、本当にそうです。もっと変わった物、もっと人が持っていない物、もっときれいな物、もっと贅沢で珍しい材料で・・・。そして、もっと高級に見えるようにディスプレーして、電気をいっぱい使って、購買欲をかきたてて・・・。
それに陶酔し、翻弄される消費者。
日本橋から10数キロ歩いて帰りました。昔の人が、東京の街の中はどこへ行くにも歩いていたのがわかるような気がしました。歩けるよ、と思いました。
それでも、もっともっと(それは都民が求めた物なのか、経済という目に見えないものが求めた物なのかわかりませんが)と交通網を張り巡らし続けています。交通に限らず、
「まだ不便である!もっと便利にしないのは怠慢だ!」
と言わんばかりに便利にしていく。
そして、いつの間にか私たちはすっかりひ弱になってしまったような気がします。誰かが便利にしてくれなければいけない。そんな風に・・・。
それをなくした方がいいというのではありません。その恩恵を十分に受けている分際でそんなことは言えません。でも・・・未曽有の犠牲に代えて私たちがもう一度見直し、考えなければならないことではあると思います。
きっと、多くの人がそんなことを考えていらっしゃることでしょうね。
蕾だったクロッカス、開き始めました。
さっきYAHOO災害募金の金額を見たら9億4千万円になっていました。
原発の事も不安だし、余震も怖い・・・。でも・・・
少しずつ、少しずつ前に進まなければ・・・。
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