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ままごと日記 polianna.exblog.jp

小さい頃、ままごととお絵描きが大好きでした。今だに私の生活ままごとみたい。紙の上でもお絵描きでままごとしてます。お家好きなことりの日記です。  


by ことり

日本のおしゃれ 池田重子コレクション

 おぉっ!?今日は眠くならない!
 
 なら、行ってきちゃお!MATSUYA GINZA でやっている
「池田重子コレクション 日本のおしゃれ展」 

 年末は忙しくて行けないので、年が明けたら行こうと思っていました。秋に写真本が出たものの5800円の金額に躊躇して買えませんでした。それでコレクションを見て目に焼き付けようとも思っていました。

 その割に呑気にしていたら、イラスト教室で着物好きの友達に17日までだよ、と言われ・・・でも体が動かない・・・と思っていたら今日はスッキリしているじゃあーりませんか!

 銀座へGO!


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 85歳の池田重子さんは50歳を過ぎてから着物のコレクションを始めました。明治、大正、昭和初期(中には江戸時代の物も)の着物。
 池田さん曰く
「私は銘や箱書きには因らず、胸がどきどきするような、自分の気に入ったものだけを集めています」
 そしてそれらを、時代、季節、物語性にのせてコーディネートされています。人々は着物の素晴らしさはもとより、その池田さんのコーディネート力に魅了されるのです。

 着物、帯はもちろん、半襟や帯留に池田さんらしさを感じます。
「竜眼というのがあります。龍を描いて最後に龍の目を入れた時、龍が生きるように、私は最後に止める帯留がコーディネートを決めると思っています」
 季節のストーリーで着物、帯とつながる半襟、帯留にはただただため息が出るばかり・・・

 婚礼着や振袖以外は黒っぽい渋い着物が多い。池田さん自身が黒っぽいコーディネートがお好きだそうです。渋くて玄人好み。かっこよ過ぎです。

 私自身は柔らかな色合い、可愛い模様が好きです。又そういう傾向が自分には似合うと思うので、池田コレクションを着こなすことはとえもできそうにありません^^;

 今のように一日中明るい照明のない時代の、自然のほの明かり・・・昼間でさえ、部屋の中は今と比べたら薄暗いわけで・・・ここに展示された着物は、その中でこそ美しく見えたのではないかしらと思いました。目を閉じて想像して見ました。これだけ贅を尽くしてさえも、西洋文化のように主張してこない奥ゆかしい美しさ・・・。

 ちらしより
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 図録より(60点余りの中から・・・甲乙つけがたい中から、私が着たい着物を3点。初めの2点は私がまだ娘だったら、ですけどね^^;)

 夏の着物 金魚の物語 優しい色合い 帯のお太鼓にも着物と同じ金魚がいます 帯留も象牙の金魚(昭和初期)
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 桜尽くし 春の花嫁 今はこんな可愛くて上品な着物、なかなかないですね。(昭和初期)
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 秋jから冬へ 大きな菊の葉と帯のコーディネートが秋の美しさを演出していますね この帯は6年前のコレクションにも出展されたそうですが、年月を経て帯地が避けて来てしまったそうです。でもこの帯以外のコーディネートは考えられず、裏で補修して出展にこぎつけたそうです。帯留は菊の花。(大正末期~昭和初期)
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 昭和初期以前のような着物は今はもう出てきません。当時の着物は本当に素晴らしい。だって、当時は晴れの日もけの日も毎日着物だったんですもの。毎日着て、どこかで季節を演出して・・・毎日着物だから晴れの日の着物は贅を尽くして楽しんだのでしょう。
その楽しむ心を想像すると、女の幸せを感じます。

 素敵な気持ちをこぼさないように、そっと包んで、他の売り場は見ないで帰りました。


 一つだけ…帰りに「ANTIQUE」で「とろなまドーナツ」なる物を買って帰りました。(これって流行ってるの?)タクロウが帰ってこないのでまだ食べてません。早く食べたいなぁ。

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by housewife_life | 2011-01-14 22:08 | 着物 | Comments(0)