銀杏のように、イルミネーションのように タダ タダ キラキラ キラキラ
行き先は神宮外苑の銀杏並木。
風はなく、陽射しがポカポカ暖かなお出かけ日和です。久しぶりに会ったので、おしゃべりがはずみ、気づいたら神宮外苑に立っていた?!
今年は大学野球観戦のためによく神宮に通いました^^
その神宮球場を通り過ぎると、ドラマなどでもよく使われる銀杏並木が現われます。
金色に輝く並木に歓声とため息をもらしつつも私たちがまず向かった先は・・・
並木道の手前の銀杏祭りの屋台^^; 色々な都道府県から美味しいものがたくさんやってきています。
並木沿いのお洒落な「セラン」やカフェはもう既に予約でいっぱいと知っていたので、
「こんないい天気。こじゃれたカフェより、青空の下でB級グルメを楽しもう!」
ということになり、B級グルメチャンピョンの「富士宮焼きそば」や「米沢牛コロッケ」「今治の焼き鳥」などなど、
その他に「尾道ラーメン」「あげもち」「おまんじゅう」などよく食べました。
気持ちのいい空の下。大好きな神宮球場もすぐそこです。
よく食べ、よく語り合い、満足したところで、いよいよ銀杏並木を歩くことに。
観光バスまで来るのも納得です。平日なので人が多くても、まだのんびり散歩が楽しめます。かすかな銀杏や枯れ葉の香り、まばゆい金色の落ち葉の絨毯。背中に暖かいお日様の陽射し、澄んだ空気がひんやりとさましてくれます。かさかさという足元の落ち葉。五感を満たしてくれる自然からのプレゼントを心ゆくまで楽しみました。
ルート246につきあたり、折り返す時に見える銀杏並木の正面の絵画館。おなじみのスポットです。
道の反対側から「セラン」を写す。都会の秋も美しいです。
絵を描く人はたくさんいましたが、私たちをはじめ多くの方が足をとめた男性の絵。少し変わった風貌のおじさんですが、喜んで写真を撮らせてくれました。画像からはわかりずらいのですが、光があふれるような油絵です。
友達が尋ねると、2月に銀座ギャラリーで個展を開くので、制作に追われていると教えてくれました。そして、
「絵を描くことは3番目に好きなこと。2番目は詩を書くこと」
と言い、
「お題ください。そのお題で詩を書かせてもらってもいいですか?」
と聞かれました。
友達が「希望」と言うお題を出すとノートにサササッとペンを走らせ、素敵な詩を書いてくれました。
周りにいた人たちが、私も、私もとお題を出すと、また2編の素敵な詩を書きあげました。
そして、その書いたノートのページを破いて友達と、お題を出した人にくれました。
「いいんですか!?」
私が、この方の詩集を読んでみたいなと思い
「詩集、出してらっしゃるんですか?」
と尋ねると、
「詩集にしたら、僕は詩を書けなくなってしまいます。3番目に好きなのは絵を描くこと、2番目に好きなのは詩を書くこと。1番好きなのは・・・今。だから今書いた詩は差し上げるんです。でも、僕はそちらからもたくさんのものをいただきました」
何だか素敵な言葉です。私だったら、自分の作った詩に執着して、人にあげるならコピーしてとっておきたい。でも、この方の書いた詩を読むと、その方がそう言ったのがわかる気がします。
私たちは私たちであり、なお自然、宇宙の一部にすぎない、そんなこと。でも、それでも私たちの存在は祝福されている・・。
その詩は最後に・・・。
おじさんから個展の案内をいただいて、立ち去る時に何度もお礼を言うと、おじさんは言いました。
「ぼくがたくさんいただいたんです。ありがとう」
と。
友達と二人、青空のように澄んだ気持ちになって銀杏並木に別れを告げて・・・
表参道までお散歩です。20代の頃姉と、本当によくこの界隈を散歩したり、ショッピングをしたりしたものです。四季折々の空気、景色が遠い記憶によみがえります。良い時代でした。
12月1日。今日から、表参道のイルミネーションスタートです。
銀杏並木に、イルミネーション、なんて贅沢な一日。
表参道のカフェアニバーサルで、ティータイムにしました。
途中から、イルミネーションが灯り、店内の照明が程良くおとされました。
アニバーサリーを出ると、入り口もイルミネーションがきらめいていました。
この時5時半。今日は5時に帰宅の夫に電話をして
「今、表参道!今日からイルミネーションなの!すごくきれい!原宿の駅まで眺めながら歩くから、まだまだ帰れない~!ごめんなさい!」
と言うと、
「良かったねぇ。楽しんできてね~。大丈夫ですよ。・・・じゃぁ酒でものんでるからねぇ(←これ冗談)。はい、楽しんできてね~」
と、言ってくれました。
お陰で、気持ちよくキラキラの表参道を楽しめました。
友達の娘さんも(タクロウの小中の同級生)遅くなるとの電話に、あっさり了解~と言ってくれたうえに、お米も洗って待っていてくれると・・・私たちって、幸せ者です。
画家 木村新さんが作ってくださった詩
希望
笑顔が青い青い空に すいこまれると思っていたら
宇宙のもちものに変わる
それでも
自分のもちものにしないで
落ち葉の下にあった 光の子に捧げます
めくったら 目をあけた子の目にうつったのは
私の未来
タダ タダ キラキラしていたの
タダタダ キラキラ
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外苑の銀杏並木は、いつ見ても素敵ですね。
特に絵画館に向かう道が、格別です。
季節の変わり目が運ぶ風の匂いは、悲喜こもごも。
懐かしい想い出も運んでくるのですね。
読んでいたら、子供のころを思い出しました。
縁側で浴びたぽかぽかのお日さまと庭の銀杏の大木。
いつも心が暖かくなるブログをありがとうございます。
年末に向かいますが、どうぞお元気で。
その瞬間の想いを言葉にしてプレゼントするなんて
ロマンチックですね。
何よりも嬉しい贈り物かも?
銀杏並木もイルミネーションも
東京はステキなところが いっぱいね♪
いいですね。その方の絵も即座に出てくる詩も。
いい出会いでした。これもご縁ですね。
わたしはブログにもどこかに書きましたが、絵画館を見るあのとおりの角に小学校低学年まで住んでいました。
いまはお店になっているでしょうか。
絵画館も遊び場で、野球場も。
原宿、青山と、娘に私のルーツとして連れて行きました。
いちょうの葉の積もった道を雑巾掛けとして手で集めて
大変なことになった記憶も。
思い出がたくさんたくさん湧いてきます。
いい思い出を分けてくれて、ありがとう。
こんにちは、chiakiさん^^
階が館前って、独特な東京ならではの雰囲気があふれていますよね。
でも、chiakiさんの書かれていた、子供の頃の銀杏の風景、とても素敵です。
縁側から眺める庭の大銀杏の木。
少女のchiakaiさん。
あふれる金色の光・・・。
暖かな幸せに包まれた光景が絵になって広がって行くようで、私の心も暖かくなりました。ありがとう!
それから、うさぎさん・・・ありがとうございます!形も色も一目見て、大好き!って思いました^^
瞬間に言葉にできるってすごいです。
きっと、いつもいつも感じているんですね。
暖かい思いに溢れているんですね。
一緒に行った友達と私、そんな暖かな波長と合う日、待っていた日でもあった気がしています。
それで、いただけたんだなぁと。
確かに東京はいろんなところがいっぱい。でも、沖縄もいっぱい。sanshimaさん、みつけてくるのが上手だし!^^
いちさん、なんて素敵な故郷をお持ち!
そう言えば、いいところで育ったんですね~、なんてことを思い出しました。
銀杏のあの暖かな金色は、人々に思い出、それも心暖かな思い出をはこんでくるのでしょうか。
銀杏並木に訪れている人々の波動も穏やかな気がしました。
それで、すてきな縁にも巡り合えたのかな?
不思議な力に包まれた並木道でした。