「猿之助 歌舞伎の魅力」 目黒雅叙園 とササニシキ
雅叙園の中の、「百段階段」での展示です。
晴れやかな宴会が行われた7部屋を99段の階段廊下が繋いでいます。階段の厚さは約5センチのケヤキ板。それぞれの部屋には装飾を担当した画家の名前が付けられています。昨年、この「百段階段」は東京都指定有形文化財に指定されたそうです。
(写真はプログラムより)
階段の右手に部屋があります。
その部屋の雰囲気に合わせて、衣裳が展示されています。この、純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられた「漁樵の間」には、煌びやかさをあわせたスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の衣裳が展示されていました。
(写真はプログラムより)
「静水の間」は、私の好きな部屋の一つです。欄間に描かれたススキに感じる静寂な雰囲気が好きなのですが、ここには「黒塚」の世界が広がっていました。哀しさ、切なさ、寂しさがこの部屋の雰囲気と相まって際だっていました。母と女二人、「黒塚」に心を奪われました。
「清方の間」は、贅沢にも、鏑木清方の美人画が贅沢に描かれています。この部屋だけは、私は衣裳よりも絵の方に目がいってしまいます。ただ、絵の保存状態があまりよくないのが残念です。
「おもだか屋」の定紋、「おもだか」(薬草と言われる植物)のモチーフの美しさが色々なところで発見できました。
衣裳は舞台で映えるように、どれも大きく作ってあります。
その役柄の人間性を強調するように表現された衣裳、どれだけ高価なんだ!と思う衣裳を間近で見ることができ、「かぶき者」の衣裳を堪能することができました。
夕べの夕食・・・和食でした。ササニシキを少しだけいただいたので・・・。
鯛の煮つけ(美味しく煮つけられました)
春菊と人参としめじの重ね煮(ポン酢で)
はんぺんと三つ葉と貝割れサラダ(ごま醤油ドレッシングで)
とろろ
ササニシキのご飯とみそ汁(早稲田自然食品店で、無農薬・無肥料!の自然農法のササニシキを2合だけいただきました。ササニシキは味は一番良いのですが、失敗が多く育てるのが難しいので作る人が減ってしまったそうです。自分たちの分だけを作っている農家が多いそうです)
貴重なお米。大事に炊きました。美味しい!!
秋は心深く、美しい物を吸い込んで・・・。
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