旅の喜び・・・そしてタクロウはどうした?

旅の続きです。

レンタカーで萩から津和野への途中、老夫婦の営む道の駅「うり坊の小道」でお昼に。近隣の人々が利用しているようで、周りの会話を暖かく味わいました。知ってる人も知らない人も暖かく言葉を交し、いつもこうだったら、東京みたいにすぐ
「サービスが悪い!」
だの無愛想な接客をされるだので腹を立てることもないでしょう。

 津和野では、津和野川の風情を楽しんで、森鴎外資料館と鴎外の生家と稲成神社に行きました。ここのイナリは稲荷ではなく稲成と書きます。朱色の鳥居に社、陽の気を感じる神社でした。ちょうどお払いが始まって、巫さんの舞を見ることができました。太鼓と笛に合わせ、鈴を鳴らしながらゆっくりと舞う巫さんを見ていると、まだ仏教が入ってくる前の悠久の昔にタイムスリップしたような気分でした。

b0134673_9504188.jpg


津和野川の風情。ほんの小さなエリアですが、私は気に入りました。

b0134673_9543241.jpg

b0134673_9545858.jpg

川の中にある、四角いところは菖蒲が咲くのです。素敵でしょうねぇ。
b0134673_9552381.jpg


 もう津和野を出るというときになって、もう一度津和野川に連れて行ってもらいました。夫は車に残り、私は気が済むまでお店をのぞいたりふらふら。通りの終わりに回してくれた車に乗り、満足して津和野に別れを告げました。願いを叶えてくれてすごく嬉しかった!

 一路、夫の出張先の徳山へ。次の日は、夫は仕事。私は一人旅です。

 翌朝一人旅にやや緊張しつつ出発。今までなら、夫が仕事でもタクロウがいました。前の晩、夫が電車やバスの時刻を調べておいてくれたメモを握りしめて、山陽本線に乗り、40分ほどかけて徳山から新山口へ。荷物を預け、30分待って秋芳洞行きのバスに乗り50分後に到着です。乗客は二人。

 秋芳洞には観光客はほとんどいなくて、土産物屋も三分の一くらいしかやっていません。いざ、秋芳洞に入る時になったら、あまりの人気のなさに思わず躊躇してしまいました。
「怖~い!」
まるでお化け屋敷に入るみたいにビビっちゃいました^^;
でも、こんな臨場感を味わえるのは超ラッキーとかも!と思い直して探検気分で進みましたが、人に会うとなんかホッとしてついて行きたくなったり、途中引き返したい衝動に駆られたり。それにしても、この巨大な洞窟。自然ってすごい。怖いけど、美しい!出口の明かりが見えたら固まっていた身体がほぐれました^^

b0134673_1012304.jpg

b0134673_1013850.jpg


 往復2キロ歩き、秋芳洞の誰もいないバスの待合室で一人サンドイッチを食べながらバスを待ち、今度は1時間かけて山口駅へ。もちろん乗客は私一人。親切な運転手さんは、私がこのあと瑠璃光寺五重塔に行くことを知ると、駅より手前の県庁前で降りることを勧めてくれました。そして降りた時、道を教えてくれたのに迷ってしまった私。道を聞こうにも、人がいない・・・。

 そこへ女性二人が!走り寄って道を尋ねると、
「私らウォーキング中だから、五重塔まで連れってあげるわ!」
なんて親切なおばさんたち!いえ、熟女たち!楽しい会話に入れてもらって歩くこと15分。見所まで教わって入り口で別れました。

 
b0134673_10294859.jpg

b0134673_1030610.jpg

b0134673_10302526.jpg

 五重塔の隣の香山公園に面白い木がありました。さるすべりの木から松が生えているのです。
b0134673_10322595.jpg


 五重塔をあとにして山口駅まで行くのに、通りたい道がありました。一ノ坂川という川沿いの道です。でも、地図を見てもよくわかりません。近くのお土産やさんに入って尋ねると、みんなで寄ってたかって誰が一番教え上手かという話になり、選ばれし男性が通りまで私を連れて出て、詳しく教えてくれました。何度もお礼を言って歩き始めると。しばらくして後ろから
「お~い!」
と呼ぶ声。振り返ると、さっきのおじさんが走ってきます。分かりやすい地図があったと届けてくれたのです。

 感激です。萩観光ホテルの人もレンタカーやさんまで車で送ってくれたり、萩ガラスのおじさん、バスの運転手さん、ウォーキングの熟女たち、そしてこのお土産やのおじさん。他にも、萩でお茶した時の女主人、口羽家で説明してくれた小泉純一郎似のおばさんと言い、みんな話好きで本当に親切。こういうところにこそ旅の喜びがあるものですね。

 一ノ坂川沿いでは陽射しが強くて、きれいに写真が取れなかったのが残念。
b0134673_10453228.jpg

b0134673_10454687.jpg


 こんな静かな川沿いに素敵なギャラリーカフェがあります。
「お茶!お茶!」
お茶でお休みが大好きな私。
b0134673_10474028.jpg

b0134673_10475754.jpg

b0134673_10481917.jpg

b0134673_10483222.jpg

 お茶をしてエネルギー補給をした私は、駅まで向かってまた元気に歩きだしました。街も静かです。途中カントリーな雑貨や洋服を売っているお店を2件発見して覗いたり。(山口まで来て何やってるのか^^;)

 山口線に乗って、20分ほどで新山口へ戻れば私の一人旅も終わりです。5時半に新山口で夫と待ち合わせをして6時のバスで宇部山口空港へ行き、JALの最終便で東京へ。
楽しかった旅も終りです。


さて、東京に一人残されたタクロウは…?

「いい機会だからオレ自炊するよ」
とか言ってたけど、結局面倒になるのかなぁ、なんて思っていたら…
 一日目は…
タラコクリームパスタ
b0134673_10564297.jpg

デザートはカルアミルクアイス
b0134673_105731.jpg

 むむ!やるな。(負けた!)

二日目はスタミナ丼
b0134673_10573124.jpg

 この日は友達が来て、お泊まりで麻雀に興じたらしい。スタミナ丼は友達の分も
作って食べさせたとか。デザートはルジェカシスのアイスだって。
b0134673_1058135.jpg

 ちょっと、君達、試験中ですよねぇ…。

 三日目はチャーハン。
b0134673_10591135.jpg

 友達と爆睡していて、凝ったものを作りそびれたとか。チャーハンがこの日初めての食事のようだ。玄関にお出迎えありがとう。赤いね、ほろ酔いだね。

 洗濯も風呂掃除もありがとう。
「タクロウのおかげで楽しかったよ」
「オレも!」
……。

 楽しい旅のプレゼント、本当に有難う。


 長々と読んでくださってありがとうございました。


最後まで読んでくれてありがとうございました!最後にクリックしてもらえると嬉しいな


 
[PR]

by housewife_life | 2010-02-02 11:29 | 日常 | Comments(4)

Commented by かこ at 2010-02-03 07:14 x
楽しさが伝わってきましたよ
季節が違う時期に行くと、また違う表情が感じられるかも
充実した何日かを過ごせたのかな
ことりさんは毎日充実してそうだけど(クスッ
お腹も充実してたみたいだし~(笑
旅は人との出会いも大事な思い出だよね

タクロウくんは堂々と飲んでるみたい
で、これまた充実してたのかな~
Commented by sky at 2010-02-04 22:17 x
のんさんが一番行きたい場所が萩・津和野だそうですね。

随分昔のことなのでよく覚えていないんですが、私も森鴎外生家、
五重塔、松陰神社、秋芳洞などへ行ったことがあるんです。
(写真の日付は88年9月でした。)

ことりさんみたいにその土地の歴史などをよく理解して行けば、
こんなに充実した旅になるんですね。
Commented by ことり at 2010-02-06 17:26 x
>>かこさん
シーズンオフの観光は、花や景色を観に行くときにはつまらないけれど、街をながめるには面白いですね。
萩や津和野も暖かい季節は随分にぎやかだそうです。
たった2泊だったけれど、家事をなんにもしないで一日中ふらふら。そして温泉とご馳走が待ってって、かたづけなくてもいい!
これだけで、リフレッシュですよね。
たまにだから、新鮮でいいのかも^^

タクロウも別の意味で充実してた模様^^
Commented by ことり at 2010-02-06 17:35 x
>>skyさん
そうそう、のんさんが行きたいって言ってましたね。
通りの美しい町でした。
って、skyさんも行ったことあるんですね。
88年だから、随分前・・・比べてみたい^^
若い人の目で見て感じた萩と、歳がいってから私が見て感じた萩はまた違うかもしれないですね。

どこか行く時は、間に合わないと行きの車中とかも含めて、さーっと予習するんです。すると断然面白くなりますよね。
あと、現地の人の話を聞くと、見ているものの価値が倍増する情報をいただけるんだなぁと思いました。