涙、涙の最後の早慶戦
2回戦目の今日負ければ、明治の優勝となってしまいます。
今日は手芸店のユザワヤが新宿高島屋にオープンするので、偵察に行ってみようかと思っていたのですが、クリーニング屋さんに行ったり、アイロンがけをしたり、タクロウのカバンの内側の破れを修理しているうちに、早慶戦開始時間になっていしまい、テレビに釘付けで観戦しました。
今日も早稲田の打線は沈黙です。反対に慶応は投打ともに好調で、もう見ているのも辛い状況に。
先発はいつも斉藤を助けている150キロ台を投げるリリーフピッチャーの大石。そのあと同じ3年生の福井が好投したものの、とにかく点をとらなければならないので代打を投入して、次のピッチャーは西武ライオンズにドラフト5位指名の松下。そこにもまた代打投入で最後のマウンドは斉藤。
打ってくれ!打たなきゃ勝てない!
8回に一点を返し、9回の裏の早稲田の攻撃。この時点で7―1。
ここで次々と4年生の代打を入れてくる早稲田。4年生、最後の早慶戦。彼らにとって、早慶戦というのは特別な特別な試合。
それに応えるかのように3塁打を打った藤原!雄叫びをあげて、涙、涙。代走の4年新佐古。期待に応えて3年宇高が犠打で新佐古を生還させる。代打大前も打ち、早大ダグアウトの4年は涙が抑えきれない。
2アウトになってもなお、3年山田がヒットを打つ。1塁上で涙する山田。もう勝ち負けではなく、山田は次のバッターに繋ぎたかったのだ。何故なら!次のバッターは4年キャプテン山川だったから。
山川は試合に出ないキャプテン。試合に出られなくても腐ることなく、いつもチームを鼓舞し、裏方を黙々とこなすキャプテンだった。その山川が代打として控えていたのだ。山田が倒れれば、山川は出場することなく早慶戦を去ることになるのだったのだ。
それが1塁上での山田の涙。そして、山川はファウルで粘りに粘った。
「神様!神様がもしその山川の影の姿をちゃんと見ていたのなら、ここで山川を終わりにはしないよね!」
そう心で叫んだとき、山川はヒットを放った。
早大ベンチは、もう涙、涙。
次の打者で早大は力尽きてしまった。4-7だった。
早稲田だけではない、慶応のエース投手中林もプロ野球志望を出したものドラフト指名はなく、失意の中で昨日は勝利し、涙を流した。今日も彼は泣いていた。両校共に去りゆく4年生を思って泣いていた。
斉藤があんなに号泣するのは初めて見た。エースでありながら、先輩4年生にとっての最後の早慶戦に完敗し、6大学野球の優勝も逃した。自分が早慶戦と6大学野球の勝利を牽引していく覚悟だったはず。彼の責任感から想像してもどれほど悔しく又自分を責めているだろうかと心が痛む程の姿だった。
秋の早慶戦、6大学野球は勝負以上の感動の見所があります。これから社会の海原へ漕ぎ出ていく4年生最後の試合です。
タクロウたちのアメフトの試合もそうでした。
いつでも一生懸命戦ってきた彼らの姿は、勝っても負けても美しい!
筋書きのないドラマ、一生懸命の姿。だから私はスポーツを見るのが好きです。
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試合の凄さが感じられました
絵本を書いたり、本をたくさん読んでるからかな~
文章がうまいね。やっぱり!
私はバレーが大好きなので、もう少しで始まるので楽しみ♪
家の中でうるさいと怒られます(^_^;)
青春だわねぇ・・・。 かつて、バスケットボールに燃えていた頃をふと思い出しました。 我が家の夫はバレー、今は一児の母となった長女はチアリーディング、次女はバレーとスポーツ大好き一家の我が家も、すぐに熱くなっちゃいます。
はい、変わります。
スポーツ見ると人格、変わります。
一番、ガラが悪くなってしまうのはサッカーです...。ひどいです。
他のはね、どちらかというと祈りのポーズで?みたいな?
真央ちゃんが滑る時とか、野球も、バレーも結構祈ってます^^;
バレーは見るまいと思っていてもついつい見てしまい、くぎづけになってしまいます。
かこさんはバレー見るとなんか叫んでるタイプですね?^^
skyさん、お帰りなさい ^^/
また会えて嬉しいです!
この日、夫は早慶戦を観られなったので、帰ってくると臨場感たっぷりに身振り手振りで話してあげました。
「よく細かく覚えているなぁ」
と感心していましたが、悲しいことに忘れるの、早いんです。
でもその時の感動は心に蓄積しているかなぁと思っています^^
そう、みるるさん一家はスポーツ大好きだけじゃなく、実際、身体能力高っ!ですよね^^
スポーツって、自分が夢中でやってるときは観戦することに興味がないけれど、自分がやらなくなると、感動を求めて?観戦を楽しんでしまいます。
サッカーからは情熱さを、真央ちゃんからは勇気を、そして他のどのアスリートからも一途な美しさをもらっています。