父と息子
「いやぁ、母の日に何もしなかったのに父の日だけできませんよぉ。遠慮しておきます」
などと数日前に冗談を言っていました。
金欠タクロウ、放研が忙しくていまだバイトが決まっていないし。
ところが、テレビでこんなアンケートを観ました。
「父の日に、子供が親にあげたいプレゼント」
1位 ネクタイ、靴下、ハンカチなど
2位 お酒
3位 Y シャツ
と、以下物が続く。
一方、「父親が子供からもらいたいプレゼント」は、
1位 感謝の言葉、手紙 (これはダントツで1位でした)
2位 お酒
3位 ...と、この後は忘れた
「タクロウ、朗報だ!」
と、この話をしました。
「物を買うっていうのも、結局商戦に踊らされてるわけだしね」
さて、父の日の今日、夫は出張です。
お尻から太ももが張って痛いなぁと出かけて行ったので、私はちょっぴり元気がありません。大丈夫かなぁって。
夜電話がかかってくるのを心待ちしていたら、
「その後歩いたりしたらかえって大丈夫みたい」
とのことで一安心。
そこで、そばにいたタクロウに
「ほら、今日父の日だから」
と、いきなり電話を変わりました。―さて、タクロウはどうするかな?―
「あっ、いつもいつもありがとうございます。
今日、父の日だから。うん。
ホント、感謝してます。
受験の時も、いつも支えてくれてありがとうございました」
いきなりだったにもかかわらず、そんなことをタクロウは受話器越しに言っていました。
また電話を変わった私に、
「なんだか、ぐっときっちゃったよ。物をもらうより俺は嬉しいなぁ」
と夫。
タクロウがこうしてきちんと言葉にして言えるのも、夫がいつも言葉に出してタクロウに言っているからです。
「君には感謝するよ、ありがとうな、タクロウ!」
とか
「君はすごい人だなぁ。おれは心から感心するよ」
とか
「頑張ってるなぁ。大変なのになぁ」
とか。
夫はタクロウの大学入学式の写真をいつも持っています。
その写真を見ると、
「おまえは、一人で頑張っていたんだなぁ。よくやったなぁ!」
と、いつもじーんときて、そして勇気づけられるのだそうです。
私はそのことをタクロウに話しました。
「おっとうって、そういうことを素直に言葉に出して伝えてくれるよね。嬉しいね」
と二人でしみじみ感動しました。
だからタクロウもあんなにはっきりと、父親に感謝のことばが言えるのだと私は思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました!最後にクリックしてもらえると嬉しいな
なんて素敵なんでしょう。
本当に心のこもった感謝の言葉をいただけることが何よりも嬉しいですよね。
そして、ちゃんと言葉にできるご主人さまと、タクロウくん。
タクロウくんは、ちゃんとお父さまのお姿を見て育ってらっしゃるのね。
人は、言葉にして伝えなければ伝わらないことがたくさんあると思うんです。
いくら親しき仲であっても、親子であっても言葉にしなければつたわらないと私は思っているんです。
ちゃんと言葉にできるタクロウ君は、お父様を見て育ったからなのですね。
ことりさんの父子のようにお互いに言葉で伝えることができる関係って本当に素敵です。
そして、タクロウ君のお写真を誇りに、励みに持ち歩いているご主人さまが
とってもカッコいいです。いいなぁ~♪
惚れてしまいそうです。^^
ありがとうございます。
子育てって時間がかかるし、先が見えないから、すぐに結果が出ることにばかり意識が行きがちですが、こうしてタクロウを見ていると、普段の積み重ねってちゃんと身に付くものなんだと、19年経った今しみじみ思います。
タクロウだけでなく、私にも、他のたくさんの人にも勇気づけのことばを言える夫はホントに偉い!
なんて手前味噌でごめんなさい。
のんさん親子も感謝やごめんなさいや、心のことばを伝え合っていますよね^^
周りの私たちでさえ、そんな一場面を垣間見るのはとてもいい気持ちです!
やっぱり言葉の力ってすごいですね。
でも感謝の言葉ってなかなか素直に口に出しにくいもの。
ご主人だけじゃなくことりさんもきっと自然に言葉に出来る人なんですね、きっと。
私の父の日??(あれ、聞いてない。。。(笑))
私、父の日も母の日も誕生日も結婚記念日も
プレゼントひとつしたことがないんですよ。
でも、その度毎に、電話だけは欠かしません。
やっぱり親は子供と話すと嬉しいものなんでしょうね^^
ことりさんちのステキな家族をお手本に、
私もあったかい家庭を作っていきたいな☆
私は「ありがとう」「ごめんなさい」は素直に出るんですけれど、やっぱりなかなかそれ以上となると照れくさいです。
でも言われるととても気持ちが良いのだから、いっぱい言いたいな思います。
naenaさんも親孝行ですね!
プレゼントはある意味とても簡単なことです。
プレゼントが無い状態で思いを告げることの方が難しいかも、って思います。その都度電話するのは、その思いがなければできないことですよね。
そんなnaenaさんの親孝行の形、私は好きだなぁ。